今坂正一の世界
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島原半島の甲虫相4

今坂正一

The Coleoptera's fauna of Shimabara Peninsula,Nagasaki Prefecture,West Japan.4

Shoichi Imasaka

続いて、アリモドキ科〜マメゾウムシ科について報告したい。

アリモドキ科 Anthicidae(20種)

1310.ウンゼンケナガクビボソムシ Neostereopalpus imasakai NAKANE K
雲仙岳 1ex.2.VII.1964.布施採集.(パラタイプ),中:中根(1983)によるパラタイプ一例のみが知られる。本種は雲仙岳と多良岳の固有種で、貴重な種である。学名は発見者の今坂に因む。(今坂 1983a,1983b,1984b,1987a;今坂・緒方 1985)

1311.キアシクビボソムシ Macratria japonica HAROLD       ※E
堀端 7exs.16.X.1977,平:お堀の葉上で得られた、一例のみ。河原や草原など、オ−プンランド性の種である。(今坂 1983b)

1312.チビイッカク Mecynotarsus minimus minimus MARSEUL  ※G
崩山 5exs.28.III.1976,平−南:崩山、元池、白浜、前浜、3-5 月。砂浜、畑などの乾いた土の上を歩行中のものを良く見かける。原産地は長崎と兵庫。(今坂 1983b)

1313.クロチビアリモドキ Anthicomorphus niponicus niponicus LEWIS B
雲仙岳 7exs.27.IX.1977,中−低,南:雲仙岳、赤松谷、千本木、眉山、上木場、牧の内、岩戸山、4-10月。木本の枯れ葉や葉上でみられる。(今坂 1983b;峰ほか 1991-1992)

1314.ヘリアカアリモドキ Anthicomorphus suturalis LEWIS F
雲仙岳 39exs.27.IX.1977,中−低:雲仙岳、白雲の池、赤松谷、眉山、5-10月。山地の樹林内の木本の枯れ葉上、花上でみられる。(今坂 1983b)

1315.ホソクビアリモドキ Formicomus braminus coiffaiti BONADONA G
崩山 5exs.27.III.1976,低−平−南:田代原、千本木、眉山、魚洗川、東原、折橋、杉谷、本光寺、熊野神社、水無川、崩山、白浜、岩戸山、1.2.11月を除くすべての月。オープンな草間、イネ科の枯れ草に多い。(今坂 1983b)

1316.ケオビアリモドキ Anthelephila cribriceps (MARSEUL)     G
崩山 5exs.28.III.1976,低−平−南:千本木、眉山、諏訪池、杉谷、堀端、水無川、元池、新山、崩山、尾登、有馬川、吉川、貝瀬、早崎、口之津公園、白浜、前浜、岩戸山、1.7月を除くすべての月。ススキやオープンな草間、イネ科の枯れ草にみられる。(今坂 1983b)

1317.ミツヒダアリモドキ Pseudoleptaleus trigibber (MARSEUL)      F
新山 1ex.1.VII.1977,平−南:新山、上ノ原、吉川、5-7月、林縁の葉上、灯火にみられる。(今坂 1983b)

1318.ヨツボシホソアリモドキ Pseudoleptaleus valgipes (MARSEUL)  E
新山 2exs.8.XII.1975,低−平−南:田代原、千本木、諏訪池、西郷、杉谷、萩原、水無川、元池、新山、崩山、尾登、布津、有馬川、吉川、早崎、口之津公園、白浜、前浜、岩戸山、1.6月を除くすべての月、オープンな草地のススキ、枯れ草、石下に多い。(今坂 1983b)

1319.アカホソアリモドキ Anthicus fugiens MARSEUL E
崩山 2♂.28.III.1976,中−低−平−南:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、元池、新山、崩山、橘神社、岩戸山、2-7月。樹林内の葉上、花上に多い。(今坂 1983b)

1320.ツヤチビホソアリモドキ Anthicus laevipennis MARSEUL C
魚洗川 32exs.22.V.1980,中島 1ex.8.VII.1993,低−平:渓流の岩の表面に生えたコケの中に、5.8.9月に見られ、中島 (千々石川近く)では灯火に来た。原産地は長崎。(今坂 1983b)

1321.アトグロホソアリモドキ Anthicus floralis (LINNE)      A
白土 2exs.10.VII.1977,平−南:西郷、高野、新山、寺町、白土、有馬川、白浜、3.5-9月、畑の周囲、荒れ地、堆肥の枯れ草に多く、灯火に集まる。 (今坂 1983b)

1322.ウスモンホソアリモドキ Anthicus confucii confucii MARSEUL B
白土 4exs.10.VII.1977,平−南:西郷、新山、水無川、白土、布津、有馬川、白浜、野田浜、3.6-9月、畑、荒れ地、灯火。前種と同時に同じ環境で得られる事が多く、両種ともあるいは農業に関連して、人為的に分布を広げた種かもしれない。原産地は長崎と兵庫。(今坂 1983b)
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*九州大学農学部昆虫学教室
環境科学株式会社九州事務所

1323.コクロホソアリモドキ Anthicus pilosus MARSEUL      ※F
新山 3exs.18.II.1976,平:乾燥した河原の石下で2.6月に得られた。少ない。(今坂ほか 1980,今坂 1983b)

1324.クロホソアリモドキ Anthicus baicalicus MULSANT      ※A
前浜 1ex.28.III.1979,20exs.8.VIII.1993,野田浜 10exs.11.VIII.1993,南:砂浜の草の根際でみられ、灯火にも飛来した。上翅は全体黒色のものと、肩部が赤褐色のものの二型がある。(今坂 1983b)

1325.ヒゲブトホソアリモドキ Anthicus monstrosicornis MARSEUL       ※G
新山 100exs.8.XII.1975,平−南:新山、白土、水無川、有馬川、早崎、白浜、前浜、7.10月を除くすべての月。畑など人為的な環境のみに生息し、枯れ草、石下でみられる。本種は雄の触角第5〜6節が広がり、頭の後縁は側方に広がる。原産地は長崎と兵庫。(今坂 1983b)

1326.タナカホソアリモドキ Anthicus tobias MARSEUL       ※C
白土 1ex.14.IX.1982,平:灯火でえられた、一例のみ。(今坂 1983b)

1327.アリアケホソヒメアリモドキ Leptaleus sasajii SAKAI et TELNOV(図6)           J
有馬川 52exs.23.II.1976,平−南:猛島海岸、霊丘公園、水無川、有馬川、吉川、1.2.8-10月、砂浜や礫混じりの海岸、河原などのゴミの下などにみられるが、生息域は感潮域に限られる。従来、アリアケアリモドキ Anthicus sp.として記録し(今坂 1979a,1983b;今坂・西田 1991)、「ながさきの希少な野生動植物」でも有明海沿岸と県下西岸の固有種として、同名で絶滅危惧II類に指定された(今坂ほか 2001)。最近、SAKAI & TELNOV(2001)により、上記名で新種記載され、島原半島以外では、平戸市千里が浜、長崎市網場海岸、熊本市白川(以上原記載)、長崎県小長井町長戸(今坂・西田 1991)、佐賀県有明干拓(白石町及び有明町)(西田 2000:原色図あり 第8図版16)から記録されている。Leptaleus属はほぼ三角で後縁が丸まる頭の形と、ほぼ心臓形の前胸の形によりAnthicus属から区別され、本属の種としては国内で最初である。本種は全体の感じや、雄の触角第5〜6節が広がる点など、ヒゲブトホソアリモドキに似るが、頭の後縁は丸まり、上翅の班紋も異なる。命名者と掲載紙編集者の同意を得て、原記載の付図を以下に示す(図6)。雄の触角第5〜6節が三角に広がる点にどのような生態的な意味があるか不明であるが、ジョウカイモドキ科やツチハンミョウ科でも雄のほぼ同位置に複雑な構造や突起が見られることと相同であると考えられる。これらの2科では、交尾時、雄は複雑な構造を持つ触覚を雌の触角にらせん状に巻き付けて、雌の触角を把握し、交尾体制を維持すると推察している。本種とヒゲブトホソアリモドキが別の属に含まれるとすると、2つの属で独立に同様の触角の形が進化したことになる。原記載の付図の転載を許可いただいた命名者の酒井雅博氏と、編集者の林靖彦氏に心よりお礼申し上げる。

図6 アリアケホソヒメアリモドキ Leptaleus sasajii SAKAI et TELNOV (SAKAI & TELNOV 2001より引用)


1328.アカモンホソアリモドキ Sapintus litorosus (LEWIS)         F
赤松谷 2exs.12.VI.1977,低−平:赤松谷、千本木、上木場、牧の内、高野、新山、長浜、千々石海岸、5-7.9月。伐採木にみられ、灯火に集まる。(今坂 1983b;峰 ほか 1991-1992)

1329.ムナグロホソアリモドキ Sapintus irregularis (NOMURA)       F
雲仙別所 2exs.21.VIII.1979,低:別所ダムの石下から得られた、一例のみ。(今坂 1983b)
ニセクビボソムシ科 Aderidae(9種)

1330.マダラニセクビボソムシ Phytobaeus amabilis scapularis MARSEUL B
岩戸山 4exs.12.IV.1976,中−低,南:雲仙岳、赤松谷、田代原、上木場、岩戸山、4.6.7月。シイ花上、葉上にみられる。


1331.ヒメオビニセクビボソムシ Pseudolotelus cinctus (MARSEUL)       ※J
新山 1ex.15.IV.1976,上木場 1ex.8.VIII.1976,低−平:樹葉上で得られた、二例のみ。


1332.ヤマトニセクビボソムシ Pseudolotelus japonicus (CHAMPION)    G
上木場 2exs.7.VII.1976,低−平:上木場、高野、6.7月に葉上にみられる。


1333.ウンゼンニセクビボソムシ(仮称) Pseudolotelus sp.1(図7-66)      ※M
上木場 1♂.3.VI.1976,雲仙岳 1♂.6.VII.1976,千本木 1♂.20.VI.1977,中−低:三例のみ。本種は、ヤマトニセクビボソムシに似るが、上翅は一様に黄褐色で班紋を持たず、触角と後腿節はより太い。


1334.アシマガリニセクビボソムシ Pseudolotelus distortus (CHAMPION)     E
雲仙岳 1ex.25.V.1976,中−低:雲仙岳、千本木、上木場、5.6月、葉上でみられる。


1335.オビモンニセクビボソムシ Syzeton quadrimaculatus (MARSEUL)      ※C
上木場 1♂.20.V.1986,低:葉上でみられた、一例のみ。


1336.セグロニセクビボソムシ Syzeton brunnidorsis (MARSEUL) E
上木場 3exs.7.VII.1976,中−低,南:雲仙岳、眉山、上木場、岩戸山、7.8月に樹葉上でみられる。


1337.カクムネニセクビボソムシ(仮称) Aderus sp.1(図7-67)       ※M
早崎 2♂.14.XI.1978,南:ジャガイモ畑の石下より得られた、一例のみ。本種は全体黄褐色で班紋を持たず、前胸背は台形で 前角は角張る。


1338.フトニセクビボソムシ(仮称) Aderus sp.2(図7-68)    ※M
岩戸山 1♀.5.IV.1977,南:樹葉上で得られた、一例のみ。色彩は前種によく似るが、前胸はより細く、前角は丸まり、腹部は逆に太い。

カミキリムシ科 Cerambycidae(151種)

1339.ホソカミキリ Distenia gracilis gracilis (BLESSIG)A
俵石 1♂.19.VIII.1977,中−低−平:雲仙岳、眉山、俵石、西郷、橘神社、7.8月、灯火に集まる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;津田 1984)

1340.ベ−ツヒラタカミキリ Eurypoda batesi GAHAN        ※B
橘神社.(津田 1984;廣川 1985),平:7.8月。夜間サクラやシイの樹幹で得られた。


1341.ウスバカミキリ Megopis sinica sinica WHITE B
折橋 2♂.1.VIII.1973,中−低−平:赤松谷、眉山、折橋、六つ木、新山、白土、堀端、7.8月、灯火。夜間サクラやヤナギの樹幹に見られる。(加納 1934;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1342.ノコギリカミキリ Prionus insularis insularis MOTSCHULSKY A
岩戸山 1♂.6.VII.1976,中−低−平−南:雲仙岳、眉山、俵石、諏訪池、牧の内、高野、折橋、新山、崩山、白土、口之津町、岩戸山、6.7月、灯火、夕刻、よく林間を飛び回る。(布施 1953b;生島 1958;山口 1960;今坂・岩崎 1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1343.ニセノコギリカミキリ Prionus sejunctus HAYASHI F
大野木場 1♂.19.VIII.1977,中−低−平−南:雲仙岳、俵石、大野木場、東原、牧の内、新山、崩山、白浜、岩戸山、6-8月、灯火。(池崎 1966;今坂・岩崎 1973:ノコギリカミキリとして;今坂・岩崎 1974,1982;峰ほか 1991- 1992)

1344.コバネカミキリ Psephactus remiger remiger HAROLD B
眉山幼虫採集 21.III.1972.1♀羽化.3.VI.1972,低:眉山、田代原、幼虫採集のみ。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1345.クロカミキリ Spondylis buprestoides (LINNE)A
礫石原 1♀.3.VII.1976,中−低−平−南:雲仙岳、田代原、眉山、上木場、俵石、大野木場、礫石原、東原、牧の内、高野、新山、白土、中島、口之津町、白浜、岩戸山、6-9.11月、灯火によく飛来する。(加納 1934;布施 1953b;生島 1958;山口 1960;江島 1968;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1346.ムナクボカミキリ Arhopalus rusticus (LINNE)A
俵石 1ex.21.VII.1977,低−平:俵石、新山、白土、7.9月、灯火で得られているが少ない。(今坂・岩崎 1981,1982)

1347.ツシマムナクボカミキリ Cephalallus unicolor GAHAN B
雲仙岳 1♂.19.VII.1977,中−低−平:雲仙岳、小地獄、田代原、千本木、俵石、新山、白土、橘神社、6-9月、灯火、マツの伐採木上でみられる。(布施 1958;今坂・岩崎 1974,1982;津田 1984)

1348.ムナコブハナカミキリ Xenophyrama purpureum BATES(図7-69)       ※B
雲仙岳 1♂.30.VI.1982,中−低:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、田代原、5-7月、山頂に吹上げで飛来し、ヤシャブシの生葉のビィ−ティングでも得られる。(池崎 1958,1966;山口 1960;今坂 1978b,1983a,1987a;今坂・岩崎 1981,1982)

1349.フタコブルリハナカミキリ Stenocorus caeruleipennis (BATES)(図7-70)E
雲仙岳 1♀.15.VI.1976,中:山頂直下で、飛翔中のものを得た、一例のみ。(今坂 1978b,1983a;今坂・岩崎 1981, 1982)

1350.キバネニセハムシハナカミキリ Lemula decipiens BATES C
崩山 2exs.16.IV.1976,低−平−南:赤松谷、田代原、焼山、千本木、上木場、諏訪池、新山、崩山、元池、吉川、口之津公園、4-6月、種々の花上に多く、海岸の林でも見られる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;今坂 1978b)

1351.ヒナルリハカミキリ Dinoptera minuta (GEBLER)        C
上木場 2exs.22.IV.1976,中−低:雲仙岳、赤松谷、俵石、千本木、上木場、4-6月、カエデ、サワフタギなどの花上に多いが、平地ではみられない。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;今坂 1978b)

1352.サイゴクヒメハナカミキリ Pidonia fulcata KUBOKI(図7-71)    F
雲仙岳 1ex.8.VI.1976,中:雲仙岳の山頂付近で、6.8月にサワフタギとノリウツギの花上で少数得られている。従来、ヒメハナカミキリ P. mutata とされていた種のうち、岡山県以西の本州、四国、九州の種について、KUBOKI  (1997)により上記種名が提唱された。(今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978b:すべてヒメハナカミキリ P. mutata として)

1353.ナガバヒメハナカミキリ Pidonia signifera (BATES)(図7-72)            C
雲仙岳 7exs.8.VI.1976,中−低:雲仙岳、宝原、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、4-7月、花上に多い。今坂(1985d)は、対馬、島原半島を含む九州、四国、本州(伯耆大山、京都、大菩薩)などの本種を比較し、対馬産と九州産が近似し、四国・本州産とは異なる事を述べた。その後、対馬産は独立種ツシマヒメハナカミキリ Pidonia tsushimana SAITO et SAITOとして記載され、本州各地でも地域的に独立種として記載され、取り扱われているが、九州産についての再検討は行われていない。取り敢えず、従来どおりの取り扱いとしたい。(布施 1958;生島 1958;池崎1966;今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978b,1985d)

1354.ヒミコヒメハナカミキリ西九州亜種 Pidonia neglecta hizena IMASAKA et AMANO(図7-73)      I
雲仙岳 5exs.8.VI.1976,中−低:雲仙岳と赤松谷の上部、田代原で5.6月にサワフタギとコゴメウツギ、コガクウツギなどの花で得られている。(今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978b:以上総てムネアカヒメハナカミキリP. muneaka muneaka として;AMANO 1996a)。

最近、AMANO(1996a)は、島原半島産が九州の他の地域(英彦山および祖母山)の個体群と♂の交尾器が異なり、別の亜種である可能性を述べた。手持ち標本の♂交尾器を確認したところ、指摘どおりにメデイアンローブ先端には腹面側にむかって尖った小突起を備えており、それがない英彦山の標本とは明らかに区別できた。そのほか、多良岳と宮崎県五葉岳の標本も確認したところ、前者は雲仙と同じであり、後者は英彦山と同じであった。この結果、九州産は福岡−大牟田ラインを境界として、東九州と西九州で亜種化していると考えられた。また、白石正人氏のご厚意で四国石鎚山産も調べる機会があり、原(東九州)亜種と同じであることが解った。天野昌次氏の慧眼に脱帽すると共に、共著で亜種として記載した(IMASAKA & AMANO, 2001)。


1355.オオヒメハナカミキリ Pidonia grallatrix (BATES)(図7-74)   F
雲仙岳 3exs.8.VI.1976,中−低:雲仙岳と赤松谷の上部のモミ林のみで、5-7月にサワフタギとコゴメウツギ、コガクウツギなどの花で得られている。(今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978b)

1356.ニセヨコモンヒメハナカミキリ Pidonia simillima OHBAYASHI et HAYASHI F
雲仙岳 10exs.8.VI.1976,中−低:雲仙岳、雲仙別所、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原で4-6月にサワフタギとコゴメウツギ、コガクウツギなどの花に多い。(今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978b)

1357.トサヒメハナカミキリ Pidonia approximata KUBOKI F
雲仙岳 4exs.8.VI.1976,中−低:雲仙岳、宝原、雲仙別所、赤松谷、千本木、眉山、上木場で4-6月にカエデ、ハクサンボク、サワフタギ、コゴメウツギ、コガクウツギなどの花で得られ、眉山では標高100m程度のマツ林でも得られた。(今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978b)

1358.チャイロヒメハナカミキリ Pidonia aegrota aegrota (BATES)   F
雲仙岳 9exs.8.VI.1976,中−低:雲仙岳、宝原、雲仙別所、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、4-7月、種々の花に多い。(布施 1958;生島 1958;池崎 1966;今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978b)

1359.フタオビチビハナカミキリ Pidonia puziloi (SOLSKY)     A
上木場 4exs.6.V.1976,中−低:雲仙岳、宝原、雲仙別所、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、4-7月、種々の花に多い。(布施 1958;生島 1958;池崎 1966;今坂・岩崎 1973,1974,1982;今坂 1978b,1988)

1360.ヘリウスハナカミキリ Pyrrhona laeticolor laeticolor BATES F
雲仙岳 4exs.15.VI.1976,中−低:雲仙岳、宝原、赤松谷、田代原、千本木、上木場、4-6月、サワフタギ、コゴメウツギ、コガクウツギなどの花で得られ、タンナサワフタギ立ち枯れから羽化させている。(生島 1958;天野 1968;今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978b)

1361.ミヤマクロハナカミキリ Anoploderomorpha excavata (BATES)        C
橘神社 1ex.7.V.1985,上木場 5exs.20.V.1986,低−平:4.5月にシイ花上で得られた。他の地方とは異なり、ブナ帯の花上(雲仙岳など)では得られず、シイ林で採れている。


1362.ツヤケシハナカミキリ Anastrangalia scotodes scotodes (BATES)     A
眉山 1♂.7.V.1976,中−低−平−南:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、千本木、眉山、上木場、塔の坂、牧の内、新山、岩戸山、4-7月,マツ林とその周辺の種々の花に集まる。(布施 1958;生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか  1991-1992)

1363.ムネアカクロハナカミキリ Leptura dimorpha BATES A
田代原 1♀.30.V.1976,低:田代原、千本木、5月、ミズキ、コゴメウツギ花上で得られるが、多くない。(クロハナカミキリ L. aethiops dimorpha として:今坂・岩崎 1974,1982)

1364.ヤツボシハナカミキリつまぐろ型 Leptura arcuata mimica BATES E
水無川 9exs.1.V.1976,中−低−平:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、千本木、眉山、上木場、塔の坂、牧の内、上古賀、新山、水無川、木津、愛宕山、口之津町、4-8月、種々の花に集まるほか、山頂に吹上げで飛来する。(布施 1953b,1958;生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982;今坂 1978b;峰ほか 1991-1992:以上 ツマグロハナカミキリ L. a.    tsumagurohana として;今坂 1991a)

1365.ヨツスジハナカミキリ九州亜種 Leptura ochraceofasciata ochrotela BATES B
上木場 1♂.30.VI.1976,中−低−平:雲仙岳、吹越、雲仙別所、田代原、上木場、牧の内、神代、木津、6-8月、ノリウツギ花上に多く、山頂に吹上げで飛来する。(布施 1958;生島 1958;山口 1960;今坂・岩崎 1973,1974,1982;今坂 1978b;峰ほか 1991-1992)

1366.オオヨツスジハナカミキリ Leptura regalis (BATES)      A
雲仙岳 7月。(今坂・岩崎1981,1982),中:ノリウツギ花上、一例のみ。福岡県では平地〜山地のスギ林やマツ林、雑木林などで普通にみられる本種が、長崎県ではごく稀であるのは興味深い。


1367.アオバホソハナカミキリ本土亜種 Strangalomorpha tenuis aenescens BATES C
雲仙岳 2exs.25.V.1976,中−低:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、田代原、4-7月、サワフタギ、コゴメウツギ、コガクウツギなどの花で得られ、山頂に吹上げで飛来する。(生島 1958;天野 1968;今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978b;廣川 1989)

1368.ホソハナカミキリ Parastrangalis hosohana (OHBAYASHI)       F
上木場 1ex.26.V.1976,中−低:雲仙岳、白雲の池、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、4-8月、コガクウツギなどの花に多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;小島 1975;今坂 1978b)

1369.タテジマハナカミキリ Strangaliella shikokensis (MATSUSHITA)      E
赤松谷 1ex.6.VI.1978,中−低:雲仙岳、赤松谷、千本木、5-7月。ミズキやタンナサワフタギの花上でみられるが、少ない。(天野 1968;今坂・岩崎 1981,1982)

1370.ニンフハナカミキリ Strangaliella nymphula (BATES)E
上木場 1ex.20.V.1976,中−低:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、魚洗川、4-7月、種々の花上に多い。(布施 1958;生島 1958;山口 1960;池崎 1966;天野 1968;今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978b)

1371.ベニバハナカミキリ Paranaspia anaspidoides (BATES)   E
雲仙岳 1ex.12.VII.1977,1ex.21.VII.1981,1ex.6.VII.1983,中:7月、山頂の吹上げで得られた、三例のみ。(今坂1978b,1978e;今坂・岩崎 1981,1982)

1372.クロホソコバネカミキリ Necydalis harmandi PIC(図7-75)            ※F
雲仙岳 1♂.12.VII.1977,中:雲仙岳、7.8月、山頂に吹上げで飛来し、立ち枯れに見られるが少ない。(今坂 1978b,1983a;今坂・岩崎 1981,1982)

1373.トガリバホソコバネカミキリ九州亜種 Necydalis formosana niimurai HAYASHI(図7-76)   C
雲仙岳 タンナサワフタギ枯材採集.26.IV.1976, 1♂羽化.26.V.1976,中−低:雲仙岳と眉山の立ち枯れより羽化させただけで、成虫は得られていない。(今坂・岩崎 1974,1982)

1374.アオスジカミキリ Xystrocera globosa (OLIVIER)  B
大野木場 1♂.24.VI.1977,低−平−南:上木場、大野木場、新山、白土、橘神社、貝瀬、口之津町、5-8月、灯火に飛来する。(布施 1953b;生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982;津田 1984)

1375.ミヤマカミキリ Massicus raddei (BLESSIG)  A
折橋 1♂.15.VII.1977,低−平−南:眉山、折橋、新山、白土、口之津町、6-8月、灯火に集まり、クヌギ樹液などでもみられたが、最近はあまりみない。(生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1376.トゲムネミヤマカミキリ Trirachys orientalis HOPE(図7-79)      ※B
折橋 5♂2♀.16.VIII.1973,平:雲仙?、折橋、杉谷、本光寺、新山、崩山、寺町、白土、堀端、島原市、湯江、橘神社、有家、小浜、千々石町、6-9月に夜間、ソメイヨシノの大木の樹幹に集まり、交尾して産卵する。灯火や樹液にも集まる。幼虫は生木の樹皮下を食害して枯らす。本種は東南アジアに広く分布するが、国内では島原半島のみに分布し、移入種と考えられる。山口(1966)は、1957年に雲仙中学の生徒の採集品から発見したのが最初と述べているが、その後、雲仙からは見つかっていない。標高100m付近より下の低地でみつかる。1970〜1980年代は非常に多かったが、食害によりサクラの大木が次々に枯れ、小さい木に植え替えられてしまって、最近はごく少なくなった。(生島 1958:タイワンビロウドカミキリ Aeolestes enduta NEWMAN?として;HAYASHI 1961;山口 1966;野田  1968;江島 1968,1970;今坂 1970,1979a,1981c,1983a,1986b,1987a,1989b;今坂ほか 1972;今坂・岩崎 1973,1974,1982;津田 1984;廣川 1989)

1377.キマダラヤマカミキリ Aeolesthes chrysothrix chrysothrix (BATES)        G
田代原 1♂.24.VIII.1976,低−平−南:田代原、千本木、眉山、上木場、高野、折橋、新山、中島、吉川、口之津公園、6-8月、クヌギ樹液、灯火、アカメガシワ花上等で得られている。4月にクヌギ枯枝より成虫を割り出したこともある。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1378.キイロミヤマカミキリ Margites fulvidus (PASCOE)     ※B
橘神社 1♂.7.V.1985,平:シイ花上より得られた、一例のみ。暖地性の種である。


1379.マルクビケマダラカミキリ Hesperophanus campestris (FALDERMANN)  ※C
橘神社 (足立 1992;青木 1996b),平:灯火で6.7月に得られた。


1380.トゲヒゲトビイロカミキリ Nysina rufescens (PIC) F
上木場 1♂.30.VI.1976,低−平:赤松谷、田代原、千本木、上木場、俵石、牧の内、木津、5-8月、灯火やタブ類の枯葉や枯枝に多い。ミズキ等の花にも来る。(今坂・岩崎 1974,1982;中村ほか 1976;峰ほか 1991-1992)

1381.ヨツボシカミキリ Stenygrinium quadrinotatum BATES(図7-77)     B
千本木 4exs.1.VI.1983,低:千本木、愛宕山、6月にクリ花上でみられたが、最近は少ない。(今坂・岩崎 1981,   1982)

1382.アメイロカミキリ Stenodryas clavigera clavigera BATES G
上木場 1ex.6.VI.1976,中−低−平−南:雲仙岳、赤松谷、千本木、眉山、上木場、焼山、牧の内、木津、吉川、4-8月、ミズキ、クリなど種々の花に集まる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1383.ヨコヤマヒメカミキリ Ceresium holophaeum holophaeum BATES G
新山 1ex.26.VI.1978,平:新山、6.7月、灯火に集まる。(今坂・岩崎 1981,1982)

1384.テツイロヒメカミキリ Ceresium sinicum WHITE B
眉山 1ex.27.V.1976,低−平−南:赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、新山、安徳、崩山、白土、木津、口之津公園、早崎、岩戸山、2-7.12月、葉上、枯枝、花上、灯火に多い。冬期には既に枯れ枝中で羽化し、初夏までそのまま留まる。本種は移入種ではないかと考えている。(今坂 1971;今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1385.タイワンメダカカミキリ Stenhomalus taiwanus MATSUSHITA F
上木場 1ex.14.VII.1976,高野 1ex.8.V.1993,低−平:カラスザンショウ枯枝より得られた、二例のみ。(今坂・岩崎 1981,1982)

1386.カッコウメダカカミキリ Stenhomalus cleroides BATES F
新山 1ex.12.VI.1978,低−平:千本木、新山、愛宕山、5.6月、クリ花上にみられる。(今坂・岩崎 1974,1982)

1387.コジマヒゲナガコバネカミキリ Glaphyra kojimai (MATSUSHITA)       E
崩山 1♂1♀.16.IV.1976,中−低−平−南:雲仙岳、田代原、千本木、眉山、上木場、焼山、新山、崩山、吉川、4-6月、カエデ、ハクサンボク、サワフタギなど種々の花に多い。(今坂・岩崎 1974,1982)

1388.ミドリカミキリ Chloridolum viride (THOMSON)(図7-78)      A
眉山 2♂.15.V.1976,低:千本木、眉山、5.6月。70年代まではクヌギの伐採木上や花上に多かったが、最近はほとんどみられない。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1389.ヒメスギカミキリ Palaeocallidium rufipenne (MOTSCHULSKY)        B
田代原 1♂1♀.21.IV.1977,低−平−南:赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、安徳、新山、白土、口之津町、4-6月、スギの伐採木に多い。(布施 1953b;生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1390.シロオビカミキリ Phymatodes albicinctus BATES E
崩山 1ex.20.IV.1972.本田,ブドウ類の枯れヅルで得られた、一例のみ。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1391.トラフカミキリ Xylotrechus chinensis (CHEVROLAT)      B
礫石原 1ex.14.VII.1980,平:眉山、礫石原、有明の森、島原。7月の短期間、クワ畑のクワ葉上に静止中の個体がみられたが、1980年代よりクワ畑が次々に失くなり、最近はほとんどみられなくなった。結果的に、本種の記録も近年は知られていない。(加納 1934;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1392.ブドウトラカミキリ Xylotrechus pyrrhoderus BATES C
新山 2exs.1.VII.1974.本田,低−平:牧の内、新山、7月。1970年代には、冬期に剪定され、積み上げられたブウ園のブドウ枯れヅルを持ち帰って飼育すると、成虫が羽化した。その後、駆除が徹底したのか、枯れヅルはもちろん、野外でも全く得られていない。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1393.ウスイロトラカミキリ Xylotrechus cuneipennis (KRAATZ)      A
赤松谷 1ex.25.VII.1979,中−低:雲仙岳、赤松谷、6-8月、山頂に吹上げで飛来し、伐採木に集まる。(今坂・岩崎 1981,1982)

1394.クビアカトラカミキリ Xylotrechus rufilius rufilius BATES A
赤松谷 1ex.24.VI.1979,低:赤松谷、田代原、6-8月、伐採木に集まる。(今坂・岩崎 1981,1982)

1395.ムネマダラトラカミキリ Xylotrechus grayii grayii (WHITE)   B
赤松谷 1ex.19.VI.1979,低:雲仙ゴルフ場、赤松谷、千本木、上木場,5.6月、クマノミズキ花上や、伐採地の林縁の葉上で得ている。(今坂・岩崎 1981,1982)

1396.ズマルトラカミキリ Xylotrechus lautus lautus (MATSUSHITA)  F
千本木 1ex.7.V.1976,低:垂木、千本木、眉山、上木場、焼山,4.5月に種々の花や伐採木に集まる。冬期には蛹室中ですでに成虫になっている。


1397.キュウシュウチビトラカミキリ Perissus kiusiuensis kiusiuensis OHBAYASHI F
眉山 1ex.16.VIII.1973,低:眉山、8月、枯れ枝にみられるが、少ない。(今坂・岩崎 1974,1982)

1398.キスジトラカミキリ Cyrtoclytus caproides caproides (BATES)  A
眉山 1ex.17.VII.1969.本田採集,低:花上で得られた、一例のみ。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1399.エグリトラカミキリ Chlorophorus japonicus (CHEVROLAT) A
雲仙岳 1ex.25.V.1976,中−低−平−南:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、俵石、焼山、西郷、牧の内、崩山、元池、口之津町、岩戸山、4-8月、吹上げで山頂に集まり、種々の花、枯れ枝に多い。(生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1400.ヨツスジトラカミキリ Chlorophorus quinquefasciatus (CASTELNAU et GORY)  B
田代原 1ex.24.VIII.1976,低−平−南:絹笠山、赤松谷、田代原、牧の内、崩山、白土、萩原、八幡町、有家町、早崎、口之津公園、岩戸山、6-8月に花上、葉上でみられ、飛翔中のものをよくみる。(池崎 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1401.タケトラカミキリ Chlorophorus annularis (FABRICIUS)  B
白土 1ex.3.VII.1983,低−平:眉山、崩山、白土、6.7月、飛翔中をよくみる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1402.フタオビミドリトラカミキリ Chlorophorus muscosus (BATES)        B
田代原 1ex.24.VIII.1976,低:雲仙別所、赤松谷、田代原、千本木、眉山、6-9月にノリウツギ花上や、伐採木上にみられる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;中村ほか 1975)

1403.ヒメクロトラカミキリ Rhaphuma diminuta diminuta (BATES)A
上木場 1ex.22.IV.1976,中−低−平−南:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、焼山、西郷、上古賀、崩山、本光寺、橘神社、口之津公園、岩戸山),1.3-7月、種々の花に多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1404.キイロトラカミキリ Demonax notabilis notabilis (PASCOE)C
上木場 1ex.20.V.1986,低:上木場、牧の内、5月、シイ花上で得られたが少ない。(峰ほか 1991-1992)

1405.トゲヒゲトラカミキリ Demonax transilis BATES E
雲仙岳 1ex.25.V.1976,中−低:雲仙岳、白雲の池、雲仙別所、赤松谷、千本木、眉山、上木場、焼山、4-8月、カエデなど種々の花に多い。(池崎 1958,1966;山口 1960;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1406.シロトラカミキリ Paraclytus excultus BATES E
雲仙岳 1ex.25.V.1976,中−低:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、焼山、4-7月、ハクサンボクなど種々の花に多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1407.ホタルカミキリ Dere thoracica WHITE A
千本木 1ex.12.VI.1976,低−平−南:宝原、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、俵石、西郷、牧の内、焼山、新山、崩山、口之津町、2-8月、花上や、ネムノキ枯枝上に多い。(布施 1953b;生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,  1982;峰ほか 1991-1992)

1408.ヘリグロベニカミキリ Purpuricenus spectabilis MOTSCHULSKY A
田代原 1♀.26.IV.1976,低:田代原、千本木、4.6月、クヌギやコナラなどの雑木林で、林縁を飛翔中のものを採集したが、少ない。(今坂・岩崎 1981,1982)

1409.ベニカミキリ Purpuricenus temminckii (GUERIN-MENEVILLE)C
千本木 1♂1♀.31.V.1976,低−平−南:千本木、眉山、上木場、牧の内、折橋、杉谷、本光寺、口之津町、4-6.12月、シイやクリの花に集まり、晴天の日に飛翔中の個体をよくみる。(布施 1953b;生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1410.シロオビゴマフカミキリ Falsomesosella gracilior (BATES)F
千本木 枯れ材取り.29.XII.1973,1ex.羽化.16.VI.1974,低:一例のみ。(今坂・岩崎 1974,1982)

1411.ゴマフカミキリ Mesosa myops japonica BATES A
千本木 2♂1♀.10.VII.1979,低:千本木、5-7月、クヌギの枯れ枝に集まる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1412.カタシロゴマフカミキリ Mesosa hirsuta hirsuta BATES A
大野木場 1ex.21.VII.1977,低−平−南:田代原、千本木、眉山、西郷、折橋、大野木場、上の原、千々石町、岩戸山、7.8月、夜間サクラの古木にはっている。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;廣川 1989)

1413.ナガゴマフカミキリ Mesosa longipennis BATES A
崩山 1♂.15.VII.1976,低−平−南:赤松谷、千本木、眉山、上木場、牧の内、西郷、折橋、新山、崩山、堀端、岩戸山、5-9月、伐採木や夜間サクラの古木、灯火など。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1414.タテスジゴマフカミキリ Mesosa senilis BATES E
赤松谷 1♂.6.V.1977,低:赤松谷、千本木、2.3.5-7.12月、クヌギの伐採木。冬季には、細枝に越冬室を作って、越冬している。(今坂・岩崎 1974,1982)

1415.サビアヤカミキリ Abryna obscura SCHWARZER    ※G
口之津町(布施 1953b;布施 1958:サビモンアヤカミキリとして),南:5月にトキワススキから得られたという。二例のみの記録。本種は琉球から九州南端(佐多岬など)まで分布が知られる。上記文献によると、「1945年頃非常に多かったが、1947年には全く見られなくなった。」と記されている。その後県内からは再発見されていない。


1416.ウスアヤカミキリ Bumetopia oscitans japonica (THOMSON)   ※G
眉山 1♂1♀.3.VI.1976,低−平−南:赤松谷、千本木、眉山、上木場、俵石、魚洗川、焼山、崩山、吉川、口之津公園、白浜、八石、岩戸山、4-7月。メダケの立枯れや枯れススキにみられる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;NAKAMURA et all 1983)

1417.キクスイモドキカミキリ Asaperda rufipes rufipes BATES F
崩山 2exs.16.IV.1976,中−低−平:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、山田原、折橋、新山、崩山、4-8月、枯れヅルに多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1418.カノコサビカミキリ Apomecyna naevia naevia BATES C
崩山 2exs.15.VII.1976,平−南:新山、崩山、白土、早崎、6-8月、成虫はカラスウリのツルや灯火に集まる。幼虫はカラスウリの新しい枯れヅルを食害する。暖地性。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;NAKAMURA et all 1985)

1419.コブスジサビカミキリ Atimura japonica BATES C
上木場 1ex.23.VII.1976,低−平−南:赤松谷、田代原、垂木、千本木、眉山、上木場、焼山、新山、崩山、白土、岩戸山、4-8月、枯れ枝に多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1420.クビジロカミキリ Xylariopsis mimica BATES A
赤松谷 3exs.19.VI.1979,低:雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、眉山、5-8月、ツルウメモドキの枯れヅルにみられる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1421.ヒメアヤモンチビカミキリ Neosybra cribrella (BATES)  F
田代原 1ex.21.VII.1976,低:赤松谷、田代原、千本木、眉山、6-8月、枯れ枝にみられるが少ない。(今坂・岩崎  1974,1981,1982:シロマダラチビカミキリ N. albomarmorata BREUNING として)

1422.キリシマチビカミキリ Sybra sakamotoi (HAYASHI)(図7-80)      ※J
岩戸山 30exs.6.VII.1976,南:1970年代には、6.7月に岩戸山のシイの細い枯れ枝に多くみられたが、その後 1980年代から少なくなり、最近はほとんどみられなくなった。(今坂 1979a,1983a;今坂・岩崎 1981,1982)

1423.アヤモンチビカミキリ Sybra ordinata ordinata BATES H
岩戸山 1ex.23.II.1976,南:口之津公園、八石、権田、岩戸山、2.4月、半島南端で、冬〜春期、枯枝や枯葉に集まる。琉球系の種で、暖流に洗われる半島や島などでみられる。(今坂 1979a,1983a;今坂・岩崎 1981,1982)

1424.ヒトオビチビカミキリ Sybra unifasciata FUJIMURA※E
赤松谷 1ex.19.VI.1979,低:伐採地の林縁の葉上より得られた、一例のみ。(今坂・岩崎 1981,1982)

1425.シロオビチビカミキリ Sybra subfasciata subfasciata (BATES) E
田代原 1ex.3.VII.1976,中−低:雲仙岳、赤松谷、田代原、眉山、6-8.10月、種々の枯れ枝にみられ、多い。(今坂・岩崎 1974,1982)

1426.タテジマカミキリ Aulaconotus pachypezoides THOMSON C
吉川 1ex.15.III.1983,南:カクレミノ生枝より得られた。一例のみ。


1427.ハスオビヒゲナガカミキリ Cleptometopus bimaculatus (BATES)       E
上木場 1ex.8.VIII.1976,中−低:雲仙岳、千本木、上木場、7-9月、キイチゴ、ニシキウツギなどの細い枯れ枝にみられ、幼虫は髄のスポンジ質を食べる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;NAKAMURA et all 1983)

1428.シロスジドウボソカミキリ Pothyne annulata annulata BREUNING G
尾登 1ex.25.V.1993,平:枯れヅルより得られた、一例のみ。長崎が原産地。


1429.ドウボソカミキリ Pseudocalamobius japonicus japonicus (BATES)C
崩山 1ex.16.IV.1976,中−低−平:雲仙岳、赤松谷、田代原、垂木、千本木、眉山、上木場、焼山、牧の内、西郷、新山、崩山、4-8月、細い枯れ枝に多い。(池崎 1960;今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1430.アトジロサビカミキリ Pterolophia zonata (BATES) E
千本木 1ex.1.VII.1976,中−低−平:赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、新山、崩山、4-8月。フジ枯れヅルや各種枯枝に多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1431.ヒメナガサビカミキリ Pterolophia leiopodina (BATES)   F
上木場 1ex.2.VII.1976,低:千本木、眉山、上木場、5-7月、枯れ枝。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1432.アトモンサビカミキリ Pterolophia granulata (MOTSCHULSKY)        A
眉山 1ex.9.VIII.1976,低−平:千本木、眉山、上木場、新山、上の原、崩山、4-8月。イチジクやクワの枯枝でみられるが多くない。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1433.トガリシロオビサビカミキリ Pterolophia caudata caudata (BATES)   E
上木場 1ex.30.VI.1976,低−平−南:赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、西郷、焼山、尾登、新山、崩山、富士山、岩戸山、4-8月、フジ枯れヅルに多い。(加納 1934:トガリシリジロサビカミキリとして;今坂・岩崎 1973, 1974,1982)

1434.ナカジロサビカミキリ Pterolophia jugosa jugosa (BATES) A
眉山 1ex.20.V.1976,低−平:赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、西郷、4-7月、伐採木にみられる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1435.ワモンサビカミキリ Pterolophia annulata (CHEVROLAT)  B
崩山 1ex.5.XII.1976,低−平−南:千本木、眉山、上木場、西郷、焼山、尾登、新山、崩山、白土、堀端、水無川、吉川、口之津町、口之津公園、1.2-7.10月、各種枯枝にみられ、灯火に集まる。成虫で越冬している。(布施 1953b:ボーリングサビカミキリとして;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1436.クワサビカミキリ Mesosella simiola BATES F
千本木 1ex.27.V.1976,中−低:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、5-7月、伐採木に多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1437.ハイイロヤハズカミキリ Niphona furcata (BATES)      ※B
千本木 1ex.10.V.1976,低−平−南:千本木、眉山、俵石、焼山、新山、口之津町、4-7.12月。冬季には、タケ枯れ材中で羽化し、そのまま留まる。(布施 1953b;生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1438.ツチイロフトヒゲカミキリ Dolophrades terrenus BATES      ※F
雲仙岳 1ex.11.IX.1979,中−低:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、田代原、6.9.10月、山地の側溝、湿気のある林内の地面に接した枯れ葉などにみられる。(今坂・岩崎 1981,1982)

1439.セダカコブヤハズカミキリ北九州亜種 Parechthistatus grossus longicornis HAYASHI(図7-81)        F
上木場 1♂.13.VI.1978,中−低:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、上木場、4-9月、立ち枯れ、朽ち木でみられるが少ない。室内で飼育すると、成虫で越冬し、6月まで生きる。島原半島産は北九州亜種に含まれると思われるが、北九州、平戸島、多良岳、島原半島でそれぞれ異なるという意見もある。(山口 1960;池崎 1966;天野 1968;今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1983a;1987a;今坂・松尾 1989:以上すべてヒゲナガコブヤハズカミキリ Parechthistatus gibber longicornis HAYASHI として;廣川 1989)

1440.イタヤカミキリ Mecynippus pubicornis BATES E
雲仙岳 1ex.6.VIII.1973,中:雲仙岳、7.8月にヤナギ生木よりみつかるが、少ない。(天野 1968;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1441.マツノマダラカミキリ Monochamus alternatus HOPE C
雲仙岳 1♂.29.VII.1976,中−低:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、俵石、焼山、6-8.10月、マツ伐採木や灯火に集まり、吹上げで山頂に飛来する。(山口 1960;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1442.ヒメヒゲナガカミキリ Monochamus subfasciatus subfasciatus (BATES) E
上木場 1♂.3.VI.1976,中−低−平:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、焼山、牧の内、新山、崩山、5-10月、伐採木や枯枝に多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1443.ゴマダラカミキリ Anoplophora malasiaca (THOMSON)      B
眉山 1♂.29.VI.1976,中−低−平:雲仙岳、千本木、眉山、崩山、白土、6-8月、ミカンやポプラ、ヤナギの生木に多く、灯火に集まる。山頂には吹き上げで飛来する。(池崎 1958;山口 1960;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1444.センノキカミキリ Acalolepta luxuriosa luxuriosa (BATES)B
上木場 1♂.23.VII.1976,低−平−南:千本木、上木場、牧の内、吉川、6-8月、タラノキに集まり、灯火に飛来する。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1445.ビロウドカミキリ Acalolepta fraudatrix fraudatrix (BATES)  A
田代原 1♀.3.VII.1976,中−低−平:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、高野、新山、崩山、木津、6-8月、伐採木と枯れ葉に集まり、灯火に飛来する。(山口 1960;今坂・岩崎 1973,1974, 1982;峰ほか 1991-1992)

1446.チャイロヒゲビロウドカミキリ九州亜種 Acalolepta kusamai ginkgovora MAKIHARA(図7-82)     F
眉山 1♂.13.VII.1976,低:千本木、眉山、上木場、6.7月、枯れ葉にみられ、灯火にも来る。幼虫はニワトコとクサギの生木につく。最近、九州産は別種イチョウヒゲビロウドカミキリ Acalolepta ginkgovora MAKIHARAとして扱われることが多いが、関東産と九州産を比較してみたところ、体表面の微毛の色と触覚第一節の形などがやや異なる程度で、せいぜい亜種程度の差と考えられた。ここでは、亜種として扱う。(今坂・岩崎 1973: ビロウドカミキリとして;今坂・岩崎 1974,1982)

1447.ニセビロウドカミキリ Acalolepta sejuncta sejuncta (BATES)  B
雲仙岳 1♂.6.VII.1976,中−低,南:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、岩戸山、6.7.9.11月。伐採木と枯れ葉、灯火に多い。(天野 1968;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1448.ヤハズカミキリ Uraecha bimaculata bimaculata THOMSON E
上木場 1♂.7.VII.1976,低−平:赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、魚洗川、焼山、新山、崩山、木津、富士山、5-7月、枯葉、灯火に集まる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;NAKAMURA et all 1985)

1449.ホシベニカミキリ Eupromus ruber (DALMAN)       C
上木場 1♂.30.VI.1976,低−平:千本木、眉山、上木場、新山、口之津町、3.5-7月。成虫はタブの新芽に集まる。3月には、タブの生幹中で羽化していた。(布施 1953b;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1450.チャボヒゲナガカミキリ Xenicotela pardalina (BATES)  E
上木場 1♂.26.V.1976,低−平:赤松谷、田代原、千本木、上木場、牧の内、西郷、5-8月、伐採木に多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1451.クワカミキリ Apriona japonica THOMSON F
杉谷 1♂.23.VI.1977,中−低−平:雲仙岳、有明の森、礫石原、杉谷、新山、崩山、白土、6-8月、イチジクと、クワ生木に集まり、灯火にも飛来する。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1452.シロスジカミキリ Batocera lineolata CHEVROLAT B
千本木 1♂.12.VI.1976,低−平:千本木、大野木場、牧の内、新山、5-8月、クヌギやカシの生木につき、灯火にもくる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1453.オオシロカミキリ Olenecamptus cretaceus cretaceus BATES F
新山 1♂.4.VII.1978,低−平:眉山、新山、6.7月、灯火に飛来するが、少ない。(今坂・岩崎 1981,1982)

1454.セミスジコブヒゲカミキリ Rhodopina lewisii lewisii (BATES)   E
上木場 1♂.3.VI.1976,中−低−平:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、西郷、愛宕山、5-8月、古い伐採木,立ち枯れ、朽ち木にみられる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1455.マルバネコブヒゲカミキリ Rhodopina integripennis (BATES)     F
雲仙岳 1♂.21.VII.1976,中−低:雲仙岳、吹越、雲仙ゴルフ場、5.7-9月。標高700m以上で立ち枯れ、朽ち木に集まり、灯火に集まるが、少ない。(今坂・岩崎 1974,1982)

1456.フタオビアラゲカミキリ Rhopaloscelis bifasciatus KRAATS A
赤松谷 2exs.19.VI.1979,低:赤松谷が伐採されていた1979年6月に、アカメガシワの枯枝でかなり得られたが、その後再発見できない。採集地は火砕流で消滅した。(今坂・岩崎 1981,1982)

1457.ヒトオビアラゲカミキリ Rhopaloscelis unifasciatus BLESSIG A
千本木 1♂.17.V.1976,中−低−平:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、焼山、俵石、大野木場、元池、2.4-7月、枯枝や葉上でみられ、フトカミキリ亜科で最も多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1458.チビコブカミキリ Miccolamia verrucosa (BATES)       F
雲仙岳 1ex.12.VI.1977,中−低:雲仙岳、赤松谷、5-9月、標高800m以上でタンナサワフタギなどの細い枯枝にみられるが、あまり多くない。従来、シロチビコブカミキリ Miccolamia tuberculata (PIC)と扱われていたが、HASEGAWA and OHBAYASHI(2001)の再検討により、上記のように整理された。(今坂・岩崎 1981,1982)

1459.クモノスモンサビカミキリ Graphidessa venata venata BATES E
新山 1ex.15.XI.1973.本田採集,低−平:千本木、眉山、新山、8.11月、枯枝にみられる。(今坂・岩崎 1974,1982)

1460.ドイカミキリ Mimectatina divaricata divaricata (BATES)    B
赤松谷 3exs.30.IV.1979,中−低:雲仙岳、赤松谷、4.8月、ミズキ枯枝で得られた。(今坂・岩崎 1981,1982)

1461.コゲチャサビカミキリ Mimectatina meridiana ohirai BREUNING et VILLIERS     ※H
上木場 1ex.6.V.1977,千本木 1ex.26.XI.1983,低:伐採枝より得られた、二例のみ。琉球に広く産し、対馬を北限とする南方系種で、ほぼ北限の記録。(今坂・岩崎 1981,1982;今坂 1983a)

1462.イボタサビカミキリ Sophronica obrioides (BATES) G
眉山 テイカカズラ枯れヅル採取 16.II.1973.1ex.羽化 2.V.1973,低:千本木、眉山、6月にテイカカズラの枯れヅルに集まる。(今坂・岩崎 1981,1982;今坂 1983a)

1463.オビレカミキリ Euseboides matsudai GRESSITT  ※H
赤松谷 1ex.30.IV.1979,低:赤松谷、4.5月、伐採枝より採集。琉球系の種で福岡県英彦山を北限とし、本記録はほぼ北限の記録。(今坂・岩崎 1981,1982;今坂 1983a)

1464.ゴイシモモブトカミキリ Callapoecus guttatus BATES F
雲仙岳 1ex.24.VII.1966.天野採集,中:一例のみ。(今坂・岩崎 1981,1982)

1465.ヒゲナガモモブトカミキリ Acanthocinus griseus orientalis OHBAYASHI A
新山 1♂.13.VIII.1977,平:新山、5.8月、灯火に飛来した。周辺にマツ林がある。(今坂・岩崎 1981,1982)

1466.ゴマダラモモブトカミキリ Leiopus stillatus (BATES)        B
赤松谷 1ex.24.VI.1979.野田採集,低:赤松谷、田代原、5-7月、伐採枝で得られた。(今坂・岩崎 1981,1982)

1467.キュウシュウトゲバカミキリ Rondibilis amanoi (HAYASHI)(図7-83)       H
眉山 アカマツ枯れ枝より幼虫採集.21.III.1972,1ex.29.V.1972.羽化,低−平:眉山と崩山で、アカマツの枯死部の細枝の赤い髄を食害する幼虫がみられたが、1980年代以降は得られていない。その原因として、眉山では1970年代の後半以降、毎年松食い虫駆除のための薬剤の空中散布が続けられたことが指摘される。(今坂・岩崎 1973,   1974,1982;NAKAMURA et all 1985)

1468.ミヤマケシカミキリ Exocentrus montilineatus KUSAMA et TAHIRA I
赤松谷 15exs.18.VI.1979,低:白雲の池、赤松谷、田代原、魚洗川、6.7月、標高500m以上の伐採枝で得られ、低標高では見られない。(今坂・岩崎 1981,1982)

1469.ガロアケシカミキリ Exocentrus galloisi MATSUSHITA E
上木場 1ex.6.VI.1976,低−平:赤松谷、千本木、眉山、上木場、新山、崩山、5-8月、アラカシなどの枯枝にみられる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1470.アトモンマルケシカミキリ Exocentrus lineatus BATES E
田代原 1ex.21.VII.1976,低−平−南:赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、高野、崩山、元池、口之津公園、富士山、岩戸山、4.6-8月、細い枯枝に多く、低地で多い。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1471.クモガタケシカミキリ Exocentrus fasciolatus BATES E
新山 1ex.11.VII.1976,低−平:千本木、新山、6-9月、アカメガシワの枯枝に成虫・幼虫共にみられる。(今坂・岩崎 1974,1982;中村ほか 1983)

1472.ケシカミキリ Sciades tonsus (BATES)  E
上木場 1ex.8.VII.1976,低−平:田代原、西郷、眉山、上木場、崩山、5-8月、アカマツの枯枝や、広葉樹の枯れ葉にみられる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1473.ルリカミキリ Bacchisa fortunei japonica (GAHAN)※F
口之津町付近、5月。南:一例のみ。(布施 1953;今坂・岩崎 1981,1982)

1474.ムネモンヤツボシカミキリ Saperda tetrastigma BATES E
赤松谷 1♂1♀.19.VI.1979,中−低:雲仙岳、赤松谷、上木場、5-7月、サルナシの葉上および枯枝、ゴトウヅルの花上などでみられたが、少ない。(今坂・岩崎 1981,1982)

1475.ヤツメカミキリ Eutetrapha ocelota (BATES) E
本光寺 2♀.8.VII.1988,中−低−平:雲仙岳、眉山、焼山、本光寺、中堀町、千々石町、7.8月、サクラの立ち枯れの樹幹に集まり、夜間もみられる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982;中村ほか 1983;廣川 1989)

1476.ハンノオオルリカミキリ Eutetrapha chrysochloris chrysargyrea BATES E
雲仙岳 2♂.12.VII.1977,中−低:雲仙岳、小地獄。雲仙岳では7.8月にヤシャブシの立ち枯れや葉上に見られ、山頂に吹上げで飛来する。(池崎 1958;山口 1960:以上ハンノアオカミキリとして;今坂・岩崎 1974,1982)

1477.ニセシラホシカミキリ Pareutetrapha simulans (BATES)   F
千本木 1♂.27.V.1976,中−低−平:雲仙岳、赤松谷、千本木、西郷、5-8月、サワフタギやハイノキ、ツバキなどの葉を線状に食害中のものをよくみる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1478.ハンノキカミキリ Cagosima sanguinolenta sanguinolenta THOMSON  ※E
雲仙岳 2♂.12.VII.1977,中−低:雲仙岳、眉山、6.7月、山頂の吹上げ。ヤシャブシ生木を幼虫が食害する。隣接する多良岳に分布しないことから、当地の分布は幼虫が食い入ったヤシャブシが砂防用に植栽され、移入された可能性も考えられる。(今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1987a)

1479.ラミ−カミキリ Paraglenea fortunei (SAUNDERS)    C
眉山 1♂.27.V.1976,低−平−南:雲仙、小地獄、千本木、眉山、上木場、諏訪池、牧の内、高野、新山、崩山、寺町、吉川、口之津町、早崎、白浜、八石、5-7月、カラムシ葉上に多い。本種は長崎から侵入し、西日本各地に広がったとされる。(池崎 1958;生島 1958;山口 1960;池崎 1966;今坂・岩崎 1973,1974,1982;峰ほか 1991-1992)

1480.シラホシカミキリ Glenea relicta relicta PASCOE A
田代原 1♂.30.V.1976,中−低−平:雲仙岳、田代原、千本木、眉山、上木場、西郷、木津、5-8月、ツバキの葉上で線状に食害するものや、枯枝でみられる。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1481.キバネニセリンゴカミキリ Eumecocera anomala (BATES)        J
崩山枯れ枝取り 31.XII.1972,1♂.7.IV.1973.羽化,低−平:千本木、眉山、崩山。野外では得られていない。(今坂・岩崎 1974,1982:シラホシキクスイカミキリとして)

1482.セミスジニセリンゴカミキリ Eumecocera trivittata (BREUNING)      F
千本木 1♂.10.V.1976,低:千本木、4.5月にクヌギの葉上や枯枝でみられたが、1980年代以降は大きなクヌギが伐採されてしまったためか、その姿を見ない。(今坂・岩崎 1974,1982;今坂 1978e)

1483.キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris GAUTIER des COTTES A
桜馬場 2exs.1.V.1976,平−南:新山、桜馬場、口之津町、岩戸山、4-6月、手入れの悪いキクやヨモギの新芽を食害して萎れさせる。(布施 1953b;生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1484.ヘリグロリンゴカミキリ Nupserha marginella (BATES)     A
眉山 1♂.21.VIII.1975,中−低:雲仙岳、眉山、上木場、6-8月、吹上げで山頂周辺を飛翔するものをよくみる。(今坂・岩崎 1974,1982)

1485.ヒメリンゴカミキリ Oberea hebescens BATES F
千本木 1♂.31.V.1977,中−低,南:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、岩戸山、5-7月、タブ葉上でみられ、吹上げで山頂に飛来する。(今坂・岩崎 1974,1982)

1486.リンゴカミキリ Oberea japonica (THUNBERG)(図7-84)            A
原城 2♂.13.VI.1977,平:元池、白土、堀端、霊丘公園、原城、6月、サクラの周辺を飛翔中。幼虫はソメイヨシノの細い生枝に食い入り、冬季は先端を斜めに切断して木屑を詰め、越冬する。KUSAKABE(2001)は、九州南端(鹿児島県)、屋久島、奄美大島から、本種に酷似するサツマリンゴカミキリ Oberea yasuhikoi KUSAKABEを記載したが、原記載の付図から判断すると、島原半島産の特徴はやや中間的であるが、どちらかというと後者に含まれる。

しかし、THUNBERG(1787)によるリンゴカミキリの原産地は特定されていない。彼は1776年から約1年2ヶ月間、オランダの医官として長崎の出島に滞在しているので、リンゴカミキリの原産地は長崎周辺である可能性が高い。その場合、KUSAKABE(2001)のいうサツマリンゴカミキリが真のリンゴカミキリである可能性も否定できない。現状ではどちらとも確定できないので、従来どおり、島原半島産をリンゴカミキリとして扱った。(今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1487.ソボリンゴカミキリ Oberea sobosana OHBAYASHI(図7-85)           F
雲仙岳 3exs.21.VII.1976,中:雲仙岳、6.7月、山頂付近のみでみられ、吹上げで飛来し、ツツジ類の枝先に集まる。(今坂・岩崎 1981,1982;今坂 1983a)

1488.ニセリンゴカミキリOberea mixta BATES F
眉山 1♂.30.VI.1976,低:千本木、眉山、島原、6月に飛翔中のものがみられるが、少ない。島原が原産地。(BATES 1896:原記載;生島 1958;今坂・岩崎 1973,1974,1982)

1489.ホソキリンゴカミキリ Oberea vittata infranigrescens BREUNING C
眉山 1ex.7.V.1973.本田採集,低:一例のみ。(今坂・岩崎 1974,1982)
ハムシ科 Chrysomelidae(160種)

1490.ワモンナガハムシ Zeugophora annulata (BALY)     A
雲仙岳 1ex.6.VII.1976,中−低:雲仙岳、吹越、白雲の池、赤松谷、千本木、眉山、上木場、4-10月、雲仙岳ではマユミ類の葉上に多い。(山口 1960;今坂 1977b)

1491.アカイロナガハムシ Zeugophora varipes (JACOBY)(図8-86)            ※F
雲仙岳 1ex.26.VIII.1975,中:一例のみ。(今坂 1977b,1983a)

1492.カタビロハムシ Colobaspis japonica (BALY)     ※F
眉山 1♂.31.V.1977,上木場 1♂.29.IV.1988,低:飛翔中の二例のみ。


1493.イネネクイハムシ Donacia provostii FAIRMAIRE       ※A
白土 2exs.24.VII.1977,平:白土、堀端、7.8月に灯火に集まり、ハス葉上にもみられる。


1494.キイロクビナガハムシ Lilioceris rugata (BALY)    F
新山 1ex.17.V.1976,低−平:赤松谷、千本木、上木場、吾妻岳、新山、1.4-7月、サルトリイバラ葉上に多い。


1495.アカクビナガハムシ Lilioceris subpolita (MOTSCHULSKY) F
雲仙岳 1ex.25.V.1976,中−低:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、田代原、垂木、上木場、吾妻岳、牧の内、4-7月、サルトリイバラ葉上にみられるが、多くない。(山口 1960;池崎 1966;峰ほか 1991-1992)

1496.ルリクビボソハムシ Lema cirsicola CHUJO F
雲仙岳 1ex.25.V.1976,中−低:雲仙岳、吹越、白雲の池、5-9月、山地のアザミ葉上に多い。


1497.トゲアシクビボソハムシ Lema coronata BALY    ※B
堀端 1ex.30.VII.1977,低−平:俵石、白土、堀端、4.5.7月、灯火にくるが少ない。


1498.キバラルリクビボソハムシ Lema concinnipennis BALY A
三会 3exs.12.V.1977,低−平:雲仙別所、田代原、上ノ原、崩山、三会、5-7月、ツユクサ葉上、灯火。


1499.アカクビボソハムシ Lema diversa BALY C
上木場 1ex.7.VII.1976,低−平:田代原、垂木、千本木、眉山、上木場、高野、上古賀、新山、上ノ原、崩山、萩原、水無川、白浜、3-8月、ツユクサ葉上に多い。


1500.スゲクビボソハムシ Lema dilecta BALY(図8-87)       ※E
白土 1ex.6.VII.1978,平:灯火で得られた、一例のみ。


1501.セアカクビボソハムシ Lema scutellaris (KRAATZ)       A
中島 1ex.7.VI.1993,平:灯火で得られた、一例のみ。


1502.キオビクビボソハムシ Lema delicatula BALY C
崩山 1ex.28.III.1976,低−平:眉山、新山、崩山、3.5.6月、ツユクサ葉上にいるが少ない。


1503.キベリクビボソハムシ Lema adamsii BALY C
上木場 1ex.26.V.1976,低−平:雲仙ゴルフ場、田代原、千本木、上木場、崩山、4-8月、ツユクサ葉上にいるが少ない。


1504.ヤマイモハムシ Lema honorata BALY B
崩山 1ex.27.III.1976,中−低−平−南:雲仙岳、白雲の池、千本木、眉山、上木場、牧の内、新山、崩山、元池、吉川、3-9月、ヤマイモ葉上に多い。(峰ほか 1991-1992)

1505.トホシクビボソハムシ Lema decempunctata GEBLER C
萩原 1ex.12.IV.1978,低−平−南:雲仙別所、焼山、水無川、八幡町、萩原、布津、船津、権田、4-7月、クコ葉上に多い。


1506.セスジクビボソハムシ Oulema atrosuturalis (PIC) B
高島 1ex.1.VI.1986,平:一例のみ。イネ科の雑草につく。


1507.クロオビツツハムシ Physosmaragdina nigrifrons (HOPE)       B
俵石 2exs.21.VII.1977,中−低:雲仙岳、千本木、眉山、俵石、7.8月、山頂に吹上げで集まり、灯火に飛来する。


1508.キボシルリハムシ Smaragdina aurita (LINNE)      A
上木場 1ex.8.V.1976,中−低:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、赤松谷、千本木、上木場、牧の内、4-7月、クリ花上、樹葉上に多い。(峰ほか 1991-1992)

1509.キイロナガツツハムシ Smaragdina nipponensis (CHUJO)      B
千本木 2exs.7.V.1976,低−平:千本木、上木場、元池、4.5月、暖地性の種であるが、割に少ない。


1510.クロヒメツツハムシ Coenobius piceus BALY C
眉山 2exs.16.VIII.1975,低:一例のみ。本種は本来草原性である。


1511.バラルリツツハムシ Cryptocephalus approximatus BALY F
雲仙岳 2exs.11.VI.1976,中−低:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、田代原、千本木、5.6月、イタドリ、クヌギなどの葉上にみられる。(山口 1960:バラルリサルハムシとして)

1512.キアシルリツツハムシ Cryptocephalus fortunatus BALY F
上木場 1ex.30.VI.1976,中−低:雲仙岳、雲仙別所、赤松谷、田代原、上木場、6.7月、クリ葉上などに前種と同時にみられるが、本種の方が少ない。


1513.クロボシツツハムシ Cryptocephalus signaticeps BALY       ※F
新山 1ex.6.IV.1976,低−平:千本木、眉山、焼山、新山、崩山、4.5月、クヌギ葉上にみられる。


1514.ヨツモンクロツツハムシ Cryptocephalus nobilis KRAATZ C
上木場 1ex.18.VI.1977,中−低:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、田代原、千本木、上木場、4-7月。イタドリなどの葉上にみられるが多くない。(江島 1968)

1515.キアシチビツツハムシ Cryptocephalus amiculus BALY(図8-88)  F
雲仙岳 1ex.12.VII.1977,中−低:雲仙岳、眉山、7.8月、山頂付近のみで見られ、吹上げで飛来するものと思われる。当地産は黄色紋の発達するタイプのみで、無紋タイプはほとんどいない。(今坂 1978e)

1516.カシワツツハムシ Cryptocephalus scitulus BALY E
眉山 1ex.1.VIII.1975,中−低:雲仙岳、赤松谷、千本木、眉山、牧の内、6-8月、クリなどの葉上にみられる。(峰ほか 1991-1992)

1517.キボシツツハムシ Cryptocephalus perelegans perelegans BALY G
千本木 2exs.1.VII.1976,低−平−南:田代原、垂木、千本木、眉山、上木場、牧の内、山田原、新山、吉川、権田、5-7月、クリ花上に多い。島原半島では明るい色彩の本土型ばかりで、五島や平戸島でみられるトカラ型(黒化型)は見つかっていない。(峰ほか 1991-1992)

1518.ムシクソハムシ Chlamisus spilotus (BALY)       C
崩山 2exs.16.IV.1976,低−平−南:千本木、眉山、上木場、新山、崩山、折橋、元池、岩戸山、口之津町、3-7月、カシ、シイ、クヌギなどの葉上に多い。(布施 1953b)

1519.ツバキコブハムシ Chlamisus lewisii (BALY)      C
上木場 1ex.6.V.1976,低:赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、焼山、4-9月、ツバキ葉上にみられる。


1520.ツツジコブハムシ Chlamisus laticollis (CHUJO)  F
白土 3exs.3.V.1983,平:自宅のツツジで発生しているのを確認しているのみ。


1521.ミズキコブハムシ Chlamisus interjectus (BALY)    F
崩山 2exs.31.III.1976,低−平−南:田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、新山、崩山、元池、堀端、愛宕山、岩戸山、2-7.9.10月、種々の樹葉上に多い。


1522.ドウガネツヤハムシ Oomorphoides cupreatus (BALY)      A
新山 2exs.6.IV.1976,低−平−南:白雲の池、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、焼山、牧の内、新山、本光寺、愛宕山、吉川、岩戸山、4-8.月、タラノキ葉上に多い。(峰ほか 1991-1992)

1523.アオグロツヤハムシ Oomorphoides nigrocoeruleus (BALY) E
崩山 2exs.27.III.1976,低−平−南:宝原、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、吾妻岳、山田原、崩山、愛宕山、口之津公園,岩戸山、3-6月、キヅタ、ヤツデ、センノキ葉上に多い。


1524.ヒメツヤハムシ Oomorphus japanus JACOBY F
雲仙岳 1ex.25.V.1976,中−低:雲仙岳、田代原、4-9月、山地でアワブキ葉上にみられるが局地的。


1525.ヒトミヒメサルハムシ Cleoporus variabilis (BALY)      C
雲仙岳 1ex.31.VIII.1976,中−低−平:雲仙岳、上木場、魚洗川、有馬川、富士山、4.7.8.10月、葉上にみられ、局地的に多い。


1526.アオガネヒメサルハムシ Nodina chalcosoma BALY B
上木場 2exs.7.VII.1976,中−低−平−南:雲仙岳、田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、新山、岩戸山、6-8月、クリ、ヌルデなどの花上、葉上に多い。


1527.ウスイロサルハムシ Basilepta pallidula (BALY)    C
垂木 2exs.16.VII.1976,中−低:雲仙岳、垂木、千本木、7月、少ない。


1528.チャイロサルハムシ Basilepta balyi (HAROLD)       ※E
眉山 3exs.10.IV.1977,中−低:雲仙岳、雲仙別所、眉山、焼山、4-7月、ヤシャブシ葉上でとれるが少ない。ヤシャブシと共に、他所から移入された可能性がある。(今坂 1987a)

1529.アオバネサルハムシ Basilepta fulvipes (MOTSCHULSKY)  A
新山 1ex.11.VII.1976,低−平:田代原、千本木、眉山、上木場、俵石、牧の内、大野木場、新山、長浜、有馬川、6-8月、ヨモギ葉上に多い。(峰ほか 1991-1992)

1530.ムネアカサルハムシ Basilepta ruficollis (JACOBY)      F
雲仙岳 1ex.21.VII.1976,中−低:雲仙岳、白雲の池、7月、サルナシ葉上にみられるが少ない。


1531.ヒメキバネサルハムシ Pagria signata (MOTSCHULSKY)B
上木場 2exs.6.V.1976,低−平−南:赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、杉谷、崩山、元池、木津、愛宕山、岩戸山、権田、2-11月、ハギ類の葉上に多い。


1532.イモサルハムシ Colasposoma dauricum MANNERHEIM C
吉川 12exs.2.VII.1979,南:ハマヒルガオ葉上で得られた、一例のみ。


1533.ドウガネサルハムシ Scelodonta lewisii BALY C
崩山 1ex.28.III.1976,中−低−平−南:雲仙岳、赤松谷、上木場、牧の内、山田原、杉谷、新山、崩山、吉川、口之津公園、3-7.9月、カナムグラ葉上にみられる。


1534.オキナワトビサルハムシ九州亜種 Trichochrysea okinawana meridiojaponica Y.KOMIYA(図8-89)     ※H
千本木 1ex.10.V.1976,低:千本木、上木場、牧の内、4.5月、クヌギ、クマノミズキ葉上でみられるが少ない。  KOMIYA(1987)により、従来のトビサルハムシ T. japana (MOTSCHULSKY)が再検討され、その沖縄亜種とされていたものが種に昇格し、さらに九州・四国産は後者の亜種として命名記載された。対馬と本州には従来のトビサルハムシが分布し、本種とは住み分けており興味深い。(峰ほか 1991-1992)

1535.クロオビカサハラハムシ Hyperaxis fasciata (BALY)      C
岩戸山 3exs.23.II.1976,低−平−南:赤松谷、千本木、眉山、上木場、東原、牧の内、杉谷、焼山、折橋、杉谷、寺町、新山、崩山、愛宕山、岩戸山、2-7.9.10月、アラカシ、コナラ葉上に多い。(峰ほか 1991-1992)

1536.マダラカサハラハムシ Demotina fasciculata BALY C
上木場 1ex.7.VII.1976,低−平−南:白雲の池、赤松谷、田代原、垂木、千本木、眉山、上木場、吾妻岳、牧の内、新山、崩山、元池、権田、岩戸山、2-8.11月、種々の葉上に多い。


1537.フタモンアラゲサルハムシ Demotina bipunctata JACOBY(図8-90)    F
田代原 1ex.21.VII.1976.(磯野同定),5exs.24.VIII.1976.(磯野同定),低:田代原、7.8月、クヌギの葉上でみられる。本州〜九州、対馬、屋久島に分布。(ISONO 1990)

1538.ヤクカサハラハムシ Demotina elegans CHUJO et SHIROZU(図8-91)     G
田代原 4exs.21.VII.1976.(磯野同定),低,南:田代原、岩戸山、6.7月、ツブラジイの葉上でみられる。本州〜琉球、台湾に分布。(ISONO 1990)

1539.アラゲサルハムシ Demotina squamosa ISONO(図8-92)     F
田代原 1ex.21.VII.1976.(磯野同定),岩戸山 3exs.14.VII.1980.(磯野同定、以上パラタイプ,ISONO 1990:原記載),低,南:7月、ツブラジイの葉上でみられる。本州〜九州、対馬に分布。


1540.カサハラハムシ Demotina modesta BALY(図8-93)        C
新山 3exs.11.VII.1976.(磯野同定),低−平−南:田代原、新山、岩戸山、7.9月、アラカシなどの葉上でみられる。本州〜九州、朝鮮、中国に分布。(ISONO 1990;今坂・西田 1991)
Demotina 属の種はマダラカサハラハムシを除いて互いに酷似し、多くの種は♀だけで♂がみられず♂交尾器が使用できないので、分類は非常に難しい。主として、シイ、カシなどの葉上で夏〜秋と春にみられ、局所的に多産する。本属については、筆者の標本をも含めてISONO(1990)により再検討が加えられ、かなり多くの種が追加された。この研究では島原半島産を始め長崎県産の多数の個体が使用されたので、磯野氏自身の同定による今坂保管の標本記録を示しておく。長崎県内では九州から記録のあるDemotina 9種のうち、コブアラゲサルハムシ Demotina tuberosa CHENとイマサカアラゲサルハムシ Demotina imasakai ISONOを除き、島原半島産にクシバアラゲサルハムシとチビカサハラハムシを加えた7種が記録されたことになる。大村市狸ノ尾では、以上7種総てが記録されており、常緑の発達した樹林には多くの種が同時に生息可能であることが解る。

◎マダラカサハラハムシ Demotina fasciculata BALY
野母崎町野母崎 1ex.26.VI.1971.野田正美採集、大村市狸ノ尾 1ex.20.V.1980.今坂採集、1ex.15.VII.1980.  今坂採集。

◎クシバアラゲサルハムシ Demotina serriventris ISONO
大村市狸ノ尾 1ex.20.V.1980.今坂採集、1ex.16.IX.1980.今坂採集、2exs.5.IV.1983.今坂採集。九州〜琉球、台湾、  ネパールに分布。

◎フタモンアラゲサルハムシ Demotina bipunctata JACOBY
大村市狸ノ尾 3exs.5.IV.1983.今坂採集。

◎チビカサハラハムシ Demotina decorata BALY
大村市狸ノ尾 2exs.22.IV.1980.今坂採集、3exs.20.V.1980.今坂採集。本州〜九州、対馬、五島、平戸、種子島、   奄美大島に分布。

◎ヤクカサハラハムシ Demotina elegans CHUJO et SHIROZU
大村市狸ノ尾 1ex.15.VII.1980.今坂採集。

◎アラゲサルハムシ Demotina squamosa ISONO
大村市狸ノ尾 2exs.15.VII.1980.今坂採集、長崎市金比羅山 16exs.6.VI.1987.野田正美採集。

◎カサハラハムシ Demotina modesta BALY
野母崎町野母崎 1ex.26.VI.1971.野田正美採集、大村市狸ノ尾 1ex.16.IX.1980.今坂採集。


1541.キカサハラハムシ Xanthonia placida BALY F
上木場 1ex.7.VII.1976,低−平:田代原、垂木、千本木、眉山、上木場、礫石原、6-8月、クワ葉上に多い。


1542.アカガネサルハムシ Acrothinium gaschkevitchii gaschkevitchii (MOTSCHULSKY)   B
岩戸山 1ex.12.IV.1976,中−低−平−南:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、折橋、新山、尾登、崩山、元池、口之津町、口之津公園、白浜、岩戸山、4-8月,ブドウ類の葉上に多い。(布施 1953b; 山口  1960;峰ほか 1991-1992)

1543.アカチャサルハムシ Osnaparis nucea FAIRMAIRE D
雲仙岳 1ex.6.VII.1976,中−低:雲仙岳、白雲の池、赤松谷、眉山、5-10月、サルナシ葉上にみられるが、局地的で少ない。


1544.リンゴコフキハムシ Lypesthes ater (MOTSCHULSKY) A
千本木 1ex.28.V.1982,1ex.23.IV.1983,低:クヌギ葉上でみられた、二例のみ。


1545.セアカケブカサルハムシ Lypesthes fulvus (BALY)       H
岩戸山 1ex.9.V.1976,平−南:元池、岩戸山、4.5月、タブ葉上にみられるが、局地的で少ない。琉球系で直接暖流に洗われる地域に分布する。


1546.ケブカサルハムシ Lypesthes lewisi (BALY)       C
上木場 2exs.25.IV.1976,低−平−南:宝原、赤松谷、田代原、垂木、千本木、上木場、諏訪池、牧の内、橘神社、岩戸山、4-6月、タブ葉上でみられ、前種と異なりタブがあれば普遍的に分布する。(峰ほか 1991-1992)

1547.ミドリサルハムシ Colaspoides japanus CHUJO        ※J
白雲の池 20exs.6.VII.1976,低:葉上で得られた、一例のみ。九州特産種で分布は局地的である。


1548.カバノキハムシ Syneta adamsi BALY A
田代原 2exs.26.IV.1976,低:各地で普通の種であるが、島原半島ではごく稀で、なぜか田代原の雑木林のみで4.5月に見られる。


1549.ヤナギルリハムシ Plagiodera versicolora (LAICHARTING) B
雲仙岳 1ex.11.VI.1976,中−低−平:雲仙岳、宝原、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、眉山、山田原、有馬川、4-7.9月。ヤナギ葉上に多く、植裁されたシダレヤナギにもみつかる。


1550.ダイコンハムシ Phaedon brassicae BALY        ※B
白浜 1ex.30.IX.1977,平−南:布津、白浜、早崎、5.9-11月、すべて瑠璃色型で、畑のダイコンや海岸のハマダイコン葉上に多い。熊本県泉村など、九州山地南部の山地帯では銅色型がみられる。


1551.コガタルリハムシ Gastrophysa atrocyanea MOTSCHULSKY F
崩山 2exs.5.IV.1976,低−平−南:焼山、尾登、崩山、西郷、神代、千々石、有馬川、愛宕山、前浜、権田、2-6月、畑や荒れ地のギシギシに多く、特に早春には多い。


1552.ヨモギハムシ Chrysolina aurichalcea (MANNERHEIM)      B
新山 1ex.6.V.1976,中−低−平−南:雲仙岳、田代原、千本木、眉山、上木場、牧の内、杉谷、新山、尾登、崩山、桜馬場、船津、有馬川、東大屋、口之津公園、口之津町、白浜、権田、岩戸山、1.3-12月、ヨモギ葉上に多く、成虫で越冬する。(布施 1953b;山口 1960;峰ほか 1991-1992)

1553.ハッカハムシ Chrysolina exanthematica (WIEDEMANN)  ※A
田代原 4exs.12.XI.1980,低:田代原、眉山、7.10月に側溝でみられたが、少ない。後翅は退化して飛べない。


1554.ドロノキハムシ Chrysomela populi LINNE A
雲仙岳 1ex.11.VI.1976,中−低:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、6月、ヤナギ類の葉上にみられるが、少ない。


1555.ヤナギハムシ Chrysomela vigintipunctata (SCOPOLI)A
雲仙岳 1ex.25.V.1976,中−低−平:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、眉山、山田原、新山、有馬川、4-7月、雲仙岳など山地ではヤナギ類に多いが、低地では少ない。


1556.ズグロキハムシ Gastrolinoides japonicus (HAROLD)      F
雲仙岳 1ex.9.V.1976,中−低:雲仙岳、赤松谷、田代原、4-8月、標高800m以上で葉上に見られる。


1557.フジハムシ Gonioctena rubripennis BALY E
岩戸山 2exs.12.IV.1976,中−低−平−南:雲仙岳、赤松谷、田代原、垂木、千本木、眉山、上木場、東原、牧の内、杉谷、新山、本光寺、早崎、口之津町、権田、岩戸山、4-7月、フジ葉上に多い。(布施 1953b;峰ほか 1991-  1992)

1558.アカソハムシ Potaninia cyrtonoides (JACOBY)     C
千本木 2exs.7.V.1976,中−低:雲仙岳、千本木、5-8月、雲仙岳では多いが局地的である。


1559.イチゴハムシ Galerucella gricescens (JOANNIS)  B
崩山 1ex.28.IV.1976,低−平−南:上木場、礫石原、尾登、新山、萩原、崩山、白土、元池、長浜、布津、橘神社、中島、有馬川、権田、3-8.10月、ギシギシ葉上に多く、灯火に集まる。


1560.ジュンサイハムシ Galerucella nipponensis (RABOISSIERE)      C
白木野 2exs.羽化 29.VIII.1993,幼虫採集 21.VIII.1993,26exs.31.VIII.1993,低:溜め池のヒシ葉上に無数にいた。三例のみ。ヒシがみられる溜め池を探せば、各地で見つかると思う。


1561.イタヤハムシ Pyrrhalta fuscipennis (JACOBY)     A
雲仙岳 1ex.21.VII.1976,中−低:雲仙岳、眉山、7-10月、山地でイタヤカエデ葉上にみられる。


1562.エノキハムシ Pyrrhalta tibialis (BALY)     C
上木場 1ex.7.VII.1976,低−平:垂木、千本木、上木場、新山、6-8月、エノキ葉上にみられ、灯火に飛来する。


1563.アカタデハムシ Pyrrhalta semifulva (JACOBY)     A
新山 1ex.15.IV.1976,中−低−平:雲仙岳、赤松谷、眉山、焼山、新山、元池、3-7月、本種には赤褐色型と黄褐色型の色彩2型があり、後者は雲仙岳の標高1000m以上だけで見られる。


1564.オオサクラケブカハムシ Pyrrhalta takeii (CHUJO)(図8-94)  ※F
雲仙岳 2exs.25.V.1976,中:5.6.8月に雲仙岳の標高1000m以上で見られる。山地性で九州では少ない。


1565.ブチヒゲケブカハムシ Pyrrhalta annulicornis (BALY)     C
新山 1ex.11.VII.1976,中−低−平−南:雲仙岳、眉山、新山、岩戸山、6-8月、葉上でみられるが少ない。


1566.エグリバケブカハムシ Pyrrhalta esakii KIMOTO(図8-95)      ※F
雲仙岳 1ex.21.VII.1976,中:雲仙岳の標高1000m以上で葉上で得られた、一例のみ。


1567.サンゴジュハムシ Pyrrhalta humeralis (CHEN)     B
白土 3exs.3.V.1978,平:自宅のサンゴジュで4-7月に発生し、世代交代を繰り返していたが、野外では採集していない。植木と共に他所からの移入かもしれない?

1568.ウリハムシ Aulacophora femoralis (MOTSCHULSKY)       B
眉山 1ex.1.V.1976,低−平−南:眉山、新山、寺町、堀端、橘神社、東大屋、早崎、岩戸山、3-5.10.11月、畑のキュウリ、カボチャなどウリ科の葉上に多い。


1569.クロウリハムシ Aulacophora nigripennis MOTSCHULSKY B
岩戸山 1ex.12.IV,1976,中−低−平−南:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、諏訪池、吾妻岳、牧の内、折橋、新山、本光寺、崩山、白土、元池、寺町、堀端、小浜、吉川、愛宕山、口之津町、口之津公園、岩戸山、1-4.6-11月、平地から山頂まで周年、種々の花上、葉上に普通に見られるが、なぜか、5月には採れていない。(布施 1953b;山口 1960;峰ほか 1991-1992)

1570.アトボシハムシ Paridea angulicollis (MOTSCHULSKY)      A
雲仙岳 1ex.21.VII.1976,中−低−平−南:雲仙岳、雲仙別所、雲仙ゴルフ場、赤松谷、千本木、眉山、上木場、牧の内、新山、崩山、橘神社、口之津公園、白浜、権田、岩戸山、3-9月、ウツギの葉上、花上に多い。(峰ほか   1991-1992)

1571.クワハムシ Fleutiauxia armata (BALY)      A
田代原 1ex.26.IV.1976,中−低−平:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、上木場、礫石原、牧の内、山田原、4-6月、林縁のエノキ葉上に多い。(江島 1968;峰ほか 1991-1992)

1572.イチモンジハムシ Morphosphaera japonica (HORNSTEDT)  C
岩戸山 2exs.12.IV,1976,低−平−南:赤松谷、千本木、吾妻岳、上木場、白土、岩戸山、口之津町、1.4.5.7.12月、オオイタビ、イヌビワ葉上にみられ、暖地性。冬期にはスギ樹皮下などで越冬する。(布施 1953b)

1573.ルリウスバハムシ Stenoluperus cyaneus (BALY)        E
雲仙岳 2exs.25.V.1976,中:雲仙岳、5.6月。雲仙岳の標高1000m以上の葉上でみられ、多い。


1574.ヒゲナガウスバハムシ Stenoluperus nipponensis (LABOISSIERE) A
雲仙岳 1ex.21.VII.1976,中:雲仙岳、6.7月。前種と同じく雲仙岳の標高1000m以上で見られる。


1575.フタスジヒメハムシ Medythia nigrobilineata (MOTSCHULSKY)        B
新山 1ex.3.VII.1977,低−平−南:牧の内、新山、白土、寺町、有馬川、前浜、2.6.7月、灯火に飛来する。草地や畑でみられる。(峰ほか 1991-1992)

1576.クロウスバハムシ Luperus moorii BALY F
千本木 1ex.29.IV.1987,低:千本木、4.6月にエノキなどの葉上でみられるが少ない。


1577.オオルリヒメハムシ Calomicrus nobyi CHUJO     ※F
雲仙岳 1ex.4.VII.1978,中:葉上で得られた、一例のみ。


1578.キバラヒメハムシ Exosoma flaviventre (MOTSCHULSKY)        A
上木場 1ex.15.V.1976,低:千本木、上木場、5-7月、葉上、花上にみられる。


1579.ニセキバラヒメハムシ Exosoma chujoi (NAKANE)       ※C
雲仙岳 1ex.21.VII.1976,中−低−平:雲仙岳、白雲の池、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、垂木、千本木、眉山、上木場、牧の内、山田原、新山、5-9月、種々の花に多い。(峰ほか 1991-1992)

1580.ウリハムシモドキ Atrachya menetriesi (FALDERMANN)     A
千本木 2exs.16.VI.1976,中−低:雲仙岳、田代原、千本木、6.7.10月、草地でみられ、吹上げで山頂に集まる。


1581.モンキアシナガハムシ Monolepta quadriguttata (MOTSCHULSKY)       C
雲仙岳 2exs.31.VIII.1976,中−低−平:雲仙岳、千本木、俵石、高野、新山、白土、6-9月、秋期に草地に多い。島原半島では近縁のホタルハムシ Monolepta dichroa HAROLD は得られておらず、本種だけがみられる。


1582.ウスイロウリハムシ Monolepta pallidula (BALY)  B
雲仙岳 2exs.31.VIII.1976,中−低−平:雲仙岳、雲仙別所、赤松谷、田代原、千本木、上木場、魚洗川、牧の内、新山、6-9月、夏のハムシで灯火にもくる。(峰ほか 1991-1992)

1583.キクビアオハムシ Agelasa nigriceps MOTSCHULSKY A
雲仙岳 1ex.21.VII.1976,中−低:雲仙岳、白雲の池、赤松谷、田代原、千本木、4-10月、サルナシ葉上に多い。


1584.ヨモギモンキハムシ Hamushia konishii CHUJO F
千本木 2exs.21.IV.1977,低:千本木、東原、4.7月、成虫は後翅が退化して飛べず、ヨモギの根を食べるらしい。側溝で少数を採集したのみ。


1585.イタドリハムシ Gallerucida bifasciata MOTSCHULSKY A
崩山 2exs.28.III.1976,中−低−平−南:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、千本木、牧の内、新山、崩山、元池、萩原、 猿葉、橘神社、権田、3-6月、イタドリ葉上に多い。早春の晴天によく飛ぶ。(山口 1960;峰ほか 1991-1992)

1586.アカバナトビハムシ Altica oleracea (LINNE)        ※A
田代原 1♂4♀.11.VI.1993,低−平:田代原、千本木、元池、4-6月、裸地や林縁のオオマツヨイグサ葉上に多く、時に群生する。


1587.アザミカミナリハムシ Altica cirsicola OHNO B
田代原 1♀.12.V.1981,低:アザミ葉上で得られた、一例のみ。


1588.カミナリハムシ Altica cyanea (WEBER)      B
長浜 1ex.1.VII.1978,中,平:雲仙岳、新山、白土、長浜、橘神社、3.4.6.7.9月、ミゾソバなどタデ類に多く灯火にも来る。成虫は石の下、樹皮下などで越冬する。(山口 1960;池崎 1966;江島 1968)

1589.ヒメカミナリハムシ Altica caerulescens (BALY)       C
崩山 1ex.15.VII.1976,低−平:宝原、田代原、東原、魚洗川、高野、白土、元池、4-9月、草地や畑に多く、灯火によく集まる。


1590.ホソルリトビハムシ Aphthonaltica angustata (BALY)     F
崩山 1ex.27.III.1976,低−平−南:赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、新山、崩山、岩戸山、3.4.6月、春先にアケビ葉上に多い。


1591.アラハダトビハムシ Zipangia lewisi (JACOBY)     C
垂木 1ex.16.VII.1976,中−低:雲仙岳、垂木、千本木、6.7月。


1592.ガマズミトビハムシ Zipangia obscura (JACOBY)   C
上木場 1ex.30.VI.1976,中−低:雲仙岳、宝原、雲仙ゴルフ場、赤松谷、田代原、千本木、上木場、5-8月、ノリウツギ葉上などに多い。


1593.ウスグロチビカミナリハムシ Ogloblinia flavicornis (BALY)       ※B
上木場 2exs.6.V.1976,低−平−南:吹越、千本木、上木場、牧の内、白浜、愛宕山、早崎、4.5.9.11月。


1594.チビカミナリハムシ Zipanginia picipes (BALY)   F
新山 4exs.30.IV.1983,平:グミ葉上で得られた、一例のみ。


1595.チャバネツヤハムシ Phygasia fulvipennis (BALY)       C
岩戸山 10exs.12.IV.1976,南:岩戸山で4.5月にツル性の葉上でみられる。


1596.カタクリハムシ Sangariola punctatostriata (MOTSCHULSKY)    A
雲仙岳 1ex.27.V.1980,中:雲仙岳の標高1000m以上で、5.6月に葉上でみられるが、少ない。


1597.ヒゲナガアラハダトビハムシ Trachyaphthona sordida (BALY)       ※A
上木場 1ex.30.VI.1976,低−平:田代原、千本木、上木場、尾登、5.6月。


1598.ツブノミハムシ Aphthona perminuta BALY A
上木場 2exs.8.V.1976,中−低−平−南:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、吾妻岳、牧の内、山田原、新山、崩山、元池、野取、口之津公園、岩戸山、1.3-10.12月、種々の葉上に周年いる。(峰ほか 1991-1992)

1599.サメハダツブノミハムシ Aphthona strigosa BALY C
崩山 1ex.27.III.1976,中−低−平−南:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、吾妻岳、牧の内、新山、崩山、元池、岩戸山、2-11月、アカメガシワ葉上に多い。(今坂 1982h;峰ほか 1991-1992)

1600.タイワンツブノミハムシ Aphthona formosana CHEN H
千本木 2exs.7.V.1976,低:田代原、千本木、上木場、4-6.8.9.12月、アカメガシワ葉上にみられるが、暖地性であまり多くない。


1601.サンショノミハムシ Luperomorpha pryeri (BALY)       F
上木場 1ex.7.VII.1976,中−低−平:雲仙岳、田代原、垂木、千本木、上木場、魚洗川、牧の内、高野、6-9月、サンショ葉上にみられる。


1602.クワノミハムシ Luperomorpha funesta (BALY)      E
礫石原 2exs.15.VII.1976,平:有明の森、礫石原、6.7月に桑畑のクワ葉上のみで得られている。


1603.キアシノミハムシ Luperomorpha tenebrosa (JACOBY)      E
眉山 2exs.16.IV.1976,低−平−南:赤松谷、千本木、眉山、上木場、新山、口之津公園、権田、岩戸山、4-6 月。葉上に多い。


1604.キスジノミハムシ Phyllotreta striolata (FABRICIUS)     A
雲仙岳 1ex.16.VIII.1982,中,平−南:雲仙岳、高野、白土、早崎、4.6-8月、畑のダイコンに多い。


1605.イヌノフグリトビハムシ Longitarsus holsaticus (LINNE)※B
礫石原 1ex.8.V.1993,野田浜 1ex.17.V.1994,平−南:葉上で得られた、二例のみ。


1606.クロボシトビハムシ Longitarsus bimaculatus (BALY)     B
上木場 2exs.6.V.1976,低:田代原、千本木、上木場、東原、牧の内、4-7月、ネズミモチ葉上に多い。(峰ほか  1991-1992)

1607.オオバコトビハムシ Longitarsus scutellaris (RAY)      B
焼山 1ex.21.IV.1977,中−低,南:雲仙岳、小地獄、焼山、口之津公園、4-6月。オオバコの葉裏にいる。


1608.アカアシナガトビハムシ Longitarsus cevinus BALY※F
岩戸山 1ex.12.IV.1976,尾登 4exs.25.V.1993,平−南:ツワブキ葉上で得られた、二例のみ。


1609.ヨモギトビハムシ Longitarsus succineus (FOUDRAS)      A
千本木 2exs.16.VI.1976,低−平:千本木、白谷、2.6.8.9 月、ヨモギ葉上にいる。ケヤキ樹皮下で越冬中のものを得たことがある。


1610.ヒゲナガルリマルノミハムシ Hemipyxis plagioderoides (MOTSCHULSKY)       C
上木場 1ex.6.V.1976,中−低:雲仙岳、赤松谷、千本木、上木場、牧の内、4-7月、コクサギとオオバコの葉上で見られる。(今坂 1982h;峰ほか 1991-1992)

1611.キバネマルノミハムシ Hemipyxis flavipennis (BALY)     A
上木場 2exs.6.V.1976,低,南:白雲の池、宝原、赤松谷、田代原、上木場、牧の内、岩戸山、4-7月。ネズミモチ葉上。(峰ほか 1991-1992)

1612.ヘリグロテントウノミハムシ Argopistes coccinelliformis CSIKI     ※B
木津 1ex.7.V.1985,平−南:木津、口之津公園、早崎、八石、4.5月、ネズミモチ葉上。琉球系で直接暖流に洗われる低地に見られ、野母崎では多い。本属内では最も大型。島原半島産は、上翅に大きな赤色紋を持つタイプで、いわゆるヘリグロタイプは見られない。同じArgopistes 属に含まれる本種からクロテントウノミハムシまでは、すべてネズミモチを食樹とし葉上にみられるが、分布する標高は微妙に異なり棲み分けがみられる。島原半島では標高の低い方から本種、ヒメテントウ、クロテントウ、テントウの順で生息する標高が高くなり、一部でそれぞれ混棲する。


1613.テントウノミハムシ Argopistes biplagiatus MOTSCHULSKY A
眉山 1ex.25.V.1976,中−低:雲仙岳、赤松谷、田代原、垂木、千本木、眉山、上木場、4-9月、山地でネズミモチ葉上にみられ、斑紋の変異が多い。


1614.ヒメテントウノミハムシ Argopistes tsekooni CHEN C
上木場 1ex.6.V.1976,低:赤松谷、千本木、上木場、牧の内、4-6月、ネズミモチ葉上に多く、本属中最も小型。(峰ほか 1991-1992)

1615.クロテントウノミハムシ Argopistes unicolor JACOBY(図8-96) ※J
千本木 20exs.8.V.1984,中−低:雲仙岳、田代原、千本木、眉山、4-6月、黒色、無紋の種。ネズミモチ葉上にみられるが、局地的で少ない。


1616.アカイロマルノミハムシ Argopus punctipennis (MOTSCHULSKY)  E
上木場 1ex.18.VI.1977,中−低:雲仙岳、田代原、上木場、5-10月、アザミ葉上でみられ、灯火に集まる。


1617.アカバネタマノミハムシ Sphaeroderma nigricolle JACOBY F
千本木 1ex.7.V.1976,低:田代原、千本木、4.5.8月、サルトリイバラ葉上にみられるが、多くない。


1618.ヒメアオタマノミハムシ Sphaeroderma separatum BALY       ※C
上木場 1ex.28.IV.1982,口之津公園 12exs.11.VI.1993,低,南:ツユクサ葉上で得られた、二例のみ。


1619.モリモトタマノミハムシ Sphaeroderma morimotoi CHUJO et OHNO(図8-97)    J
雲仙岳 19exs.11.IX.1979,中:雲仙岳の標高1000m以上で、7-9月にユリの一種に見られるが少ない。


1620.アケビタマノミハムシ Sphaeroderma akebiae OHNO E
上木場 1ex.18.VI.1977,中−低−平:雲仙岳、雲仙ゴルフ場、赤松谷、眉山、上木場、崩山、4-7.10月、アケビ葉上にみられ、多い。


1621.ボタンヅルタマノミハムシ Sphaeroderma placidum HAROLD E
崩山 1ex.29.IV.1987,平:一例のみ。


1622.フキタマノミハムシ Sphaeroderma balyi JACOBY       ※E
雲仙岳 2exs.4.X.1978,尾登 1ex.25.V.1993,中,南:フキ葉上から得られた、二例のみ。


1623.ツマキタマノミハムシ Sphaeroderma apicale BALY C
上木場 1ex.20.V.1976,中−低−平:雲仙岳、赤松谷、田代原、千本木、眉山、上木場、焼山、崩山、1.4-10月。葉上に多い。(今坂 1982h)

1624.セマルトビハムシ Minota nigropicea (BALY)      F
岩戸山 1ex.12.IV.1976,低−平−南:千本木、上木場、杉谷、崩山、岩戸山、4-6.8.9月、シダ葉上。


1625.スイバトビハムシ Mantura clavareaui HEIKERTINGER E
神代 3exs.4.IV.1990,平:神代、船津、4.5月に畑の周囲のギシギシに多い。


1626.カタバミトビハムシ Mantura fulvipes JACOBY     ※F
白浜 1ex.27.III.1978 ,南:一例のみ。


1627.トゲアシトビハムシ Aphthonoides beccarii JACOBY D
岩戸山 1ex.9.VII.1982,南:一例のみ。


1628.カクムネトビハムシ Asiorestia laevicollis (JACOBY)       ※F
田代原 1ex.7.IX.1976,中−低:雲仙岳、田代原、8.9月。葉上でみられるが、少ない。


1629.サシゲトビハムシ Lipromima minuta (JACOBY)      C
上木場 2exs.14.VII.1976,低:千本木、上木場、牧の内、4.5.7月、ヌルデ葉上。(峰ほか 1991-1992)

1630.クビボソトビハムシ Pseudoliprus hirtus (BALY)    E
赤松谷 1ex.12.VI.1977,中−低−平:雲仙岳、白雲の池、雲仙ゴルフ場、赤松谷、千本木、眉山、上木場、尾登、新山、崩山、元池、5-7月、マタタビ、ブドウ類葉上に多い。


1631.セスジクビボソトビハムシ Pseudoliprus suturalis (JACOBY)        C
赤松谷 2exs.12.VI.1977,中−低:雲仙岳、赤松谷、6.7月。前種と同時にブドウ類でみられるが、少ない。


1632.キイチゴトビハムシ Chaetocnema discreta (BALY)      ※B
千本木 1ex.29.IV.1987,低:千本木、上木場、4.5月、キイチゴ葉上に多い。


1633.ヒサゴトビハムシ Chaetocnema ingenua (BALY)     A
堀端 2exs.30.VII.1977,平:白土、堀端、7.8月、灯火。イネ科雑草でみられる。


1634.ヒメドウガネトビハムシ Chaetocnema concinnicollis (BALY)     B
雲仙岳 1ex.6.VI.1977,中−低−平−南:雲仙岳、千本木、高野、白土、白浜、5-8月、灯火に集まる。


1635.ルリナガスネトビハムシ Psylliodes brettinghami BALY C
赤松谷 1ex.25.VII.1979,低−平:赤松谷、牧の内、新山、7.8月、イヌホウズキ葉上。(峰ほか 1991-1992)

1636.ダイコンナガスネトビハムシ Psylliodes subrugosa JACOBY A
眉山 1ex.20.V.1976,中−低−平−南:雲仙岳、田代原、千本木、眉山、上木場、船津、口之津公園、5-8月。アブラナ科やカシ類などの葉に多い。


1637.ナトビハムシ Psylliodes punctifrons BALY      ※A
赤松谷 1ex.6.VI.1978,低−平−南:赤松谷、上木場、礫石原、口之津公園、5.6.8月、ダイコン類に多い。


1638.ナスナガスネトビハムシ Psylliodes angusticollis BALY B
牧の内(峰ほか1991-1992),低。


1639.ルリマルノミハムシ Nonarthra cyanea BALY A
千本木 1ex.7.V.1976,低:田代原、千本木、魚洗川、4.5.8.9月、種々の花上でとれる。(今坂 1982h)

1640.コマルノミハムシ Nonarthra tibialis JACOBY     ※E
雲仙岳 1ex.25.V.1976,中−低:雲仙岳、白雲の池、雲仙別所、赤松谷、千本木、眉山、上木場、焼山、4-8月、種々の花上に多い。不思議に前種と同時に得られることは少ない。


1641.カタビロトゲトゲ Dactylispa subquadrata (BALY)       C
新山 2exs.6.IV.1976,低−平−南:牧の内、新山、本光寺、寺町、崩山、元池、岩戸山、口之津町、2-7.10月, アラカシやツブラジイの葉上に多い。(布施 1953b;峰ほか 1991-1992)

1642.カヤノトゲトゲ Hispellinus moerens (BALY)      C
雲仙別所 5exs.21.VIII.1979,低:雲仙別所、雲仙ゴルフ場、6.8月、ススキ葉上にみられるが、少ない。


1643.スキバジンガサハムシ Aspidomorpha transparipennis (MOTSCHULSKY)        A
眉山 1ex.1.VIII.1971.本田採集,低:一例のみ。


1644.カメノコハムシ Cassida nebulosa LINNE A
眉山 1ex.1.V.1976,低−平:眉山、牧の内、新山、木津、5.6月。アカザに多い。(峰ほか 1991-1992)

1645.ヒメジンガサハムシ Cassida fuscorufa MOTSCHULSKY A
新山 1ex.11.VII.1976,低−平:眉山、新山、5-7月、ヨモギ葉上にみられる。


1646.ヒメカメノコハムシ Cassida piperata HOPE A
崩山 1ex.15.VII.1976,中−低−平−南:雲仙岳、千本木、上木場、中木場、本光寺、新山、堀端、元池、崩山、尾登、木津、口之津公園、白浜、権田、岩戸山、3-7.9.10月、イノコヅチ葉上にみられる。


1647.セモンジンガサハムシ Cassida versicolor (BOHEMAN)B
上木場 1ex.26.V.1976,中−低,南:雲仙岳、千本木、眉山、上木場、口之津町、岩戸山、5-8月、葉上に多い。(布施 1953b)

1648.ルイスジンガサハムシ Thlaspida lewisii (BALY)       A
上木場 1ex.28.IV.1982,低:一例のみ。雲仙(山口 1960;池崎 1966:以上ルイスカメノコハムシとして)の記録もある。


1649.イチモンジカメノコハムシ Thlaspida cribrosa (BOHEMAN) B
千本木 1ex.7.V.1976,低−平−南:雲仙、雲仙ゴルフ場、赤松谷、千本木、眉山、上木場、吾妻岳、牧の内、 杉谷、尾登、岩戸山、3-8.11月、ムラサキシキブ葉上に多い。(山口 1960;峰ほか 1991-1992)
マメゾウムシ科 Bruchidae(7種、一部同定:森本)

1650.エンドウマメゾウムシ Bruchus pisorum (LINNE)     B
橘神社 3exs.19.IV.1993,平:上古賀、杉谷、橘神社、4.5.7月、スズメノエンドウ花上にみられた。


1651.ソラマメゾウムシ Bruchus rufimanus BOHEMAN B
眉山 1ex.23.IV.1973.本田採集,低−平:眉山、萩原、白土、口之津町、2.4月、草上、花上。(布施 1953b)

1652.アズキマメゾウムシ Callosobruchus chinensis (LINNE)  B
白土 1ex.11.IX.1978,平:白土、口之津町、4.9月、灯火に飛来した。(布施 1953a)

1653.ヨツモンマメゾウムシ Callosobruchus maculatus (SHARP)※B
八幡町 1ex.26.VII.1976.本田採集,平:一例のみ。


1654.チャバラマメゾウムシ Callosobruchus ademptus (SHARP)      ※F
上木場 3exs.26.IV.1980,低−平−南:眉山、上木場、新山、吉川、岩戸山、4月、花上にみられる。


1655.ネムノキマメゾウムシ Bruchidius terreus (SHARP) F
千本木 1ex.13.IX.1978,低−平:千本木、上木場、焼山、牧の内、新山、4.5.9.11月、種々の花上に多い。(峰ほか 1991-1992)

1656.シリアカマメゾウムシ Bruchidius urbanus (SHARP) F
千本木 1ex.13.IX.1978,低:千本木、眉山、上木場、焼山、牧の内、4.5.9.11月、カエデなどの花上に多い。(峰ほか 1991-1992)

 


図7説明(全て今坂採集)

66.ウンゼンニセクビボソムシ(仮称) Pseudolotelus sp.1 上木場 ♂.3.VI.1976.

67.カクムネニセクビボソムシ(仮称) Aderus sp.1 早崎 ♂.14.XI.1978.

68.フトニセクビボソムシ(仮称) Aderus sp.2 岩戸山 ♀.5.IV.1977.

69.ムナコブハナカミキリ Xenophyrama purpureum BATES 雲仙岳 ♂.30.VI.1982.

70.フタコブルリハナカミキリ Stenocorus caeruleipennis (BATES) 雲仙岳 ♀.15.VI.1976.

71.サイゴクヒメハナカミキリ Pidonia fulcata KUBOKI  雲仙岳 ♂.8.VI.1976.

72.ナガバヒメハナカミキリ Pidonia signifera (BATES) 雲仙岳 ♂.25.V.1976.

73.ヒミコヒメハナカミキリ西九州亜種 Pidonia neglecta hizena IMASAKA et AMANO 雲仙岳 ♂.8.VI.1976.(ホロタイプ)

74.オオヒメハナカミキリ Pidonia grallatrix (BATES) 雲仙岳 ♂.25.V.1976.

75.クロホソコバネカミキリ Necydalis harmandi PIC 雲仙岳 1♂.3.VIII.1977.

76.トガリバホソコバネカミキリ九州亜種 Necydalis formosana niimurai HAYASHI 雲仙岳 ♂.羽化.26.V.1976,タンナサワフタギ枯材採集,26.IV.1976.
77 ヨツボシカミキリ Stenygrinium quadrinotatum BATES 千本木 8.VI.1977.

78.ミドリカミキリ Chloridolum viride (THOMSON) 眉山 ♂.15.V.1976.

79.トゲムネミヤマカミキリ Trirachys orientalis HOPE 折橋 ♂.16.VIII.1972.

80.キリシマチビカミキリ Sybra sakamotoi (HAYASHI) 岩戸山 6.VII.1976.

81.セダカコブヤハズカミキリ北九州亜種 Parechthistatus grossus longicornis HAYASHI 上木場 ♂.13.VI.1978.

82.チャイロヒゲビロウドカミキリ九州亜種 Acalolepta kusamai ginkgovora MAKIHARA 眉山 ♂.13.VII.1976.

83.キュウシュウトゲバカミキリ Rondibilis amanoi (HAYASHI) 眉山 ♂.羽化.21.III.1972,アカマツ枯れ枝より幼虫採集,29.V.1972.

84.リンゴカミキリ Oberea japonica (THUNBERG) 原城 ♂.13.VI.1977.

85.ソボリンゴカミキリ Oberea sobosana OHBAYASHI 雲仙岳 ♂.21.VII.1976.

図8説明(全て今坂採集)

86.アカイロナガハムシ Zeugophora varipes (JACOBY) 雲仙岳 26.VIII.1975.

87.スゲクビボソハムシ Lema dilecta BALY 白土 6.VII.1978.

88.キアシチビツツハムシ Cryptocephalus amiculus BALY 眉山 16.VIII.1975

89.オキナワトビサルハムシ九州亜種 Trichochrysea okinawana meridiojaponica Y.KOMIYA 千本木 10.V.1976.

90.フタモンアラゲサルハムシ Demotina bipunctata JACOBY 田代原 21.VII.1976.

91.ヤクカサハラハムシ Demotina elegans CHUJO et SHIROZU  田代原 21.VII.1976.

92.アラゲサルハムシ Demotina squamosa ISONO  岩戸山 14.VII.1980.(パラタイプ)

93.カサハラハムシ Demotina modesta BALY 新山 11.VII.1976.

94.オオサクラケブカハムシ Pyrrhalta takeii (CHUJO) 雲仙岳 25.V.1976.

95.エグリバケブカハムシ Pyrrhalta esakii KIMOTO 雲仙岳 21.VII.1976.

96.クロテントウノミハムシ Argopistes unicolor JACOBY  千本木 8.V.1984.

97.モリモトタマノミハムシ Sphaeroderma morimotoi CHUJO et OHNO 雲仙岳 6.VII.1977.

Fig.1.♀背面、Fig.2.♂触角、Fig.3.♂小腮髭、Fig.4.♂第9節腹板、
Fig.5.♂交尾器:背面、Fig.6.♂尾節版:内部構造

 


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Taxonomic Study of the Genus Hatchiana in Japan (Coleoptera, Cantharidae, Podabrini)
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